世界経済

日本人の海外移住57万人をどう見る?

●コンビニで交通系カードをチャージしたり、Amazonカードを買ったりするときは金額が大きいだけに日本人の店員をさがす。
だが行きつけのローソンは全員外国人。たまに店主らしき日本人を見かけるが、滅多にいない。

●どの店員もしっかり訓練されているので最近は外国人に対する不安はなくなった。
先日は買い物帰りに柳橋の魚市場に立ち寄った。カウンターに座っ
「寿司ランチ(1700円)」を頼むと、目の前で寿司を握りだしたのは中国人男性だった。

●着々と増える外国人労働者。一時的な移住者もいれば、日本に永住するつもりで来ている外国人も増えているようだ。2022年10月末時点で182万人の外国人が働いている。
日本人の労働力人口は6,900万人なので、労働者全体の2.6%が外国人ということになる。

●反対に、日本人の海外移住者も毎年増えている。2023年時点で日本人の海外永住者数は前年比3%増の57万人強に達し、20年以上にわたって増加傾向にある。62%が女性で、
国際結婚やキャリア構築のための移住だという。子どもの語学や国際教育のための移住も
増えているという。
移住先のトップは北米で約49%。次いでヨーロッパやオーストラリアなどの
オセアニアエリアが人気。

●日本経済新聞は1月17日の朝刊でこう報じた。

「日本住みはリスク、増える海外永住57万人」

ショッキングな見出しだが、あきらかに誇張。しかもミスリードしている。
なぜなら、1.2億人いる日本人のうち57万人しか海外移住していないということは
割合にして0.47%。212人に1人しか海外移住しない現状こそ問題なのではないか。

●フォーブスの記事を引用しよう。

<国別の海外移住比率ランキング>

1位 ガイアナ(36.4%)
2位 ボスニア・ヘルツェゴビナ(34.0%)
3位 アルバニア(30.7%)
4位 シリア(29.8%)
5位 ジャマイカ(28.6%)
6位 モルドバ(28.0%)
7位 アルメニア(26.8%)
8位 アラブ首長国連邦(26.2%)
・・・
14位 エルサルバドル(20.4%)
・・・
21位 ポルトガル(18.3%)
・・・
28位 アイルランド(15.3%)
・・・
151位 米国(1.0%)
・・・
順位不明 日本(0.47%)

●もっともっと日本人の海外移住が増えても私は驚かない。
ただ、私自身は海外で滞在したいと思ったことは何度でもあるが、
移住したいと思ったことはない。日本人に生まれて良かったと思っている。