昨日号で書いた『人生のリスト』に対して、読者からこんな質問メールが届いている。ご紹介しよう。
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武沢さん、こんにちは。(中略)メルマガ作者に質問するのは初めてのことで、少々ためらわれますがもしさし支えなければヒント下さい。私も中学生のころから父に勧められて「希望のリスト」を作り始め、
以来15年ほどかけて少しずつノートに書きため、1,000項目以上のリストができています。
そこで質問です。
これだけ長いリストが出来ると、本当にやりたい事もあれば、現実離れした夢のようなものまで混じってきて、正直、使いずらくなってきました。やはりなんらかの基準(「仕事用」と「個人用」とか)によってリストを複数用意すべきでしょうか。武沢さんはどうされてます?
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リストの数が数千以上にでも達しないかぎり、リストを複数作るとかえって使いづらいものになるように思う。
リストはあくまで一つで良いが、手書きではなくエクセルファイルを使うに限る。なぜなら、何らかの条件によって並べ替えたり、検索したりとエクセルがもっともお得意とする作業ができるからだ。
私のやり方をご紹介しよう。
エクセルで一つのマスターリストを作ってあり、左の列から順に次のような項目が並ぶ。
・「記入年月日」
・「NO.」
・「内容」
・「備考」
・「分類1」
・「分類2」
・「分類3」
「記入年月日」は文字通りそれを入力した日だ。
「NO.」は、単純にリストのナンバリングである。
「内容」欄には夢や目標の内容をなるべく具体的に活き活きと表現してある。
「備考」欄には、関連情報を自由に記入する。私の場合は目安の期限などを書き込むようにしている。
さて、いよいよエクセルお得意のオートフィルター機能の出番だ。
「分類1」・・・「仕事」or「個人」
「分類2」・・・「短期」or「中期」or「長期」
「分類3」・・・「目標」or「願望」or「TO-DO」
といった情報を入力することによって、リストを単にながめるだけでなく実際に活用できるようになるのだ。
このフィルター機能(条件並べ替え機能)があるおかげでリストの数が何千になろうとも瞬時に並べ替えしてくれる。
(リスト数9,000で実験してみたが、まったく動作に支障なかった)
例えば、
「仕事」に関する「短期」の「目標」だけのリストを表示してみたり、「仕事」と「個人」の「TO-DO」だけのリストにしてみたりということが可能となる。
これによってリストは、特別な日に開くファイルなのではなく、毎日の仕事や生活の中で頻繁に活用するリストとなる。
蛇足ながら、
先に「マスターリストは一つでよい」と申し上げたが、リストそのものは1~2年に一回は最初から作り直すようにしている。なぜなら同じものを毎回見ているとマヒしてしまって欲望を刺激しなくなるからだ。
いかがだろう、あなたならではのとっておき活用法などがあれば情報提供していただきたい。