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ウィークリー雑感

鑑真和上

06年6月6日、三つの「6」が揃ったことから映画「オーメン」が世界同時に封切りされました。しかし、この日はダミアンの日だけではありません。高名な鑑真(がんじん)和上の命日なのです。

鑑真さんについておさらいしておきましょう。

奈良時代の天平年間、日本の仏教は急発展を遂げた反動によるものか、僧侶の堕落と荒廃ぶりが目にあまるようになっていました。
時の天皇は、仏教界を粛正するには正しい受戒制度を確立するに限ると考え、唐から授戒僧を招聘することを決断し、揚州の鑑真和上に白羽の矢を立てます。
遣唐使による熱心な要請に対し、鑑真の弟子達は訪日に反対しますが、和上は、仏教興隆のためならと日本に赴くことを決心します。
時に和上、55歳。

しかし唐の朝廷の許可がおりず、密航扱いでの日本行きが始まります。
しかも12年もの間に5回の渡航挑戦をしたにもかかわらず、いずれも失敗。弟子たちの中には、命を落とす者も何名か出ました。鑑真和上自身もついに病に倒れ、失明してしまいます。
周囲が猛反対するなか、鑑真が言ったことばが【今日の言葉】です。

「これ仏法のための事なり、何ぞ身命を惜しまんや」

すごい言葉ですね。

ついに初志貫徹。6度目の航海で24人の弟子と共に、奈良・平城京に入り朝野の歓迎を受けます。時に鑑真66才。

鑑真は日本に着いてから5年間、授戒を制度として確立するため東大寺で過ごした後、皇族の邸宅を賜って「唐律招堤」と称し教学に励みます。やがて鑑真を支持する人々が寄進し、鑑真の没後も金堂や東塔が建立されました。
平安時代初頭に伽藍全体が完成し、そのころ「唐律招堤」から今日の「唐招提寺」となりました。

国宝・鑑真和上像
→ http://www.tabiken.com/history/doc/M/M371L100.HTM

「何ぞ身命を惜しまんや」、志に生きた人が自然に発した言葉だけに凄みがありますね。

読者メール・・・「名スピーチの思い出」

・東京都 会社経営 Kさん男性 より

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結婚式にちなんで。

私の結婚式は招待客 約300人近く。来賓も私の友人、父の関係者議員や著名な会社経営者もいました。仲人はS先生、主賓はG先生とこれも著名人。勿論披露宴が始まり仲人、主賓の挨拶があり乾杯!という段取りです。結論からいうと、段取り通りに事は進んだのですが乾杯までに要した時間がなんと90分。

高名な先生の話なのでとても素晴らしいお話しだったのですが、乾杯のビールはぬるくなるし本当に出席者の皆様には良く我慢して頂きました。
宴が終わるまで約5時間半。他の人のスピーチも両先生に触発され長くなってました。

ここで最後の挨拶にまたまた高名な先生。しかも新郎の叔父で話し方の大家です。みんな又長くなるな~と身構えてました。紹介があり話が始まります。

「皆さん、とってもうれしいお知らせがあります。」

え、なんだろう?みんなの関心を引きます。

「長かった披露宴も私のスピーチで最後です!幸せは長く、挨拶は短く!」

ほんの1分にも満たない話で出席者全員を惹き付けたばかりでなく、主役の座をあっという間に掴んでしまったのです。さすがですよね。
・・・

その名スピーチの主はこちら↓
日本話し方センター http://www.ohanashi.co.jp

今日からW杯始まる

いよいよ今日からワールドカップサッカーが始まります。丸一ヶ月、梅雨空を吹き飛ばして燃えましょう。
さて日本チーム、ホンネでいえば勝ってほしいし勝たねばならないと思います。少なくとも決勝トーナメント進出という前回以上の成績を残してほしいもの。
しかし相手も強い。そして勝負は時の運。選手諸君はサポーターや日本サッカー界のために戦うのではなく、自分のためにベストを尽くしてほしい。あとは、自分たちの練習してきたことを信じ、悔いのないプレーをしてほしいと願うだけです。

ちなみに昨日発表された、英国ブックメイカー、ウィリアム・ヒル社による優勝チームオッズ(開幕前日:2006/6/8)は次のようになっています。

1位:ブラジル 3.25倍
2位:イングランド 7.00倍
3位:ドイツ 8.00倍
4位:アルゼンチン 9.00倍
5位:イタリア 10.00倍
6位:フランス 13.00倍
7位:スペイン 15.00倍
7位:オランダ 15.00倍
9位:ポルトガル 23.00倍
10位:チェコ 34.00倍
11位:スウェーデン 41.00倍
12位:メキシコ 51.00倍
12位:コートジボワール 51.00倍
14位:ウクライナ 67.00倍
14位:クロアチア 67.00倍
16位:アメリカ 81.00倍
16位:オーストラリア 81.00倍
18位:セルビア・モンテネグロ 101.00倍
18位:ポーランド 101.00倍
20位:スイス 151.00倍
21位:韓国 201.00倍
21位:パラグアイ 201.00倍
21位:日本 201.00倍

奇跡を起こせ!がんばれニッポン!

今週の本 『日本一わかりやすい 会社のつくり方』

新会社法が施行されました。資本金のハードルが撤廃されたおかげで誰もがカンタンに株式会社を作れるようになったのです。
それだけではありません。会社のつくり方もとても簡単になっているのです。坂上仁志さんのこの本、私も読みましたがカラーの図表やイラストがふんだんに使ってあって読みやすくわかりやすのが特長。
すでに会社をもっている人も、これを手元に置いておき、新事業を新会社でやってみてはいかが。

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