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会社に生命を吹き込む

会社や組織というものには実体がない。あくまで登記簿謄本に記載された書類上に存在が確認されるだけで、会社が入居しているビルやオフィス内、店舗などが会社なのではない。

だが、間違いなく会社や組織には命がある。生命力あふれるダイナミックな会社もあれば、それとは正反対に沈滞ムードが漂ったようなものもある。
同じ会社でも元気な時とそうでない時がある。それはなぜか。

かつて京セラの創業者・稲盛さんがこんなことを語っておられた。「会社には生命がある。トップである社長が生命を吹き込んでいないと、個人になってしまったら会社の生命はなくなる、空っぽになる。社長の場合、いつも会社に対して思いをいたしていないといけない。他の役員や社員は仕事を離れれば個人にかえることが許されるが、トップである社長が個人になることは許されないのだ」

つまり、会社の生命とは社長の生命なのだ。社長のテンションや情熱が会社の生命になる。
とくに、まだ規模が小さい会社の場合は、社長が寝食を忘れるほど会社のことに夢中になる必要がある。
寝ても覚めても仕事と会社、という状態が望ましいし、それが成功のための自然な姿だ。

社長が、夕方になるとソワソワと帰宅時間を気にし、子供との入浴やナイター中継を楽しみにして仕事を放り出して帰宅するような会社では成功しない。
社員にも同じことを要求してはならないと思うが、独身社員の中にはそれを望む者もいる。ハードワーキングを望むのであれば、許しても構わないはずだ。

もう一度申し上げる。
魂を込めて仕事に打ち込もう。それに値するよな素晴らしい仕事をしよう。また、魂を打ち込んで仕事をするということを身体で覚えよう。