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会社を若くする方法

Rewrite:2014年3月28日(金)

上司:今の仕事を2年以内に卒業するのがあなたの仕事です。
部下:卒業とはどういう意味ですか?
上司:あなたの後輩に教えて、あなたは2年以内に私がやっていることをやれるようになるのです。
部下:では、あなたはどうなるのです?
上司:私の上司がやっている仕事をやれるようになります。

このようにして、人が成長することによって任される仕事がどんどんバージョンアップする会社は成長している。成長していない会社は、同じ人が同じ仕事を何年も続けている。

ある日、電気メーカーにお勤めの方よりこんなメールを頂戴した。
「当社では、キャリア開発制度の一貫として若手社員をMBA取得コースなどに派遣しています。しかし、若手とは40歳代後半のことで、私のような30歳代ではなかなか重要な仕事を任せてもらえないのが現実です。今のところ会社は安定していますが、活気はありません。その前に私がいたあるベンチャーでは、30歳代が執行役員の大半を占めているのです。実は同じ業界なのですが、会社が変わればこうも違うのかと驚きです。この二社に競争力の差があるのは当然ですよね」

もう一通のメールをご紹介しよう。ある鮮魚市場の店長という方である。
「私は自分の仕事に誇りがあるので、”店長である私がいなければ、この店は潰れる”と粋がって仕事をしてきました。ところがある日、急性肝炎で一ヶ月入院することになり、店はどうなる?と心配しました。しかし退院してくると私がいた時よりも売上が伸びていました・・(笑)。そして退院して店に戻ったとき、後輩の成長ぶりに目を見張りました。ある意味、自分の立場に危機感も感じました」

「今の仕事を一年(二年)以内に卒業し、10歳年下(10年後輩)に同じことをやらせる」 それが幹部の仕事である!と宣言しよう。