魚を売りたい・買いたいと思ったら魚市場へ行けば良い。売り手と買い手の希望額が一致すれば商いは成立する。
では、芸能界デビューしたいと思ったらどうするか。
タレント養成スクールや芸能プロダクションに入って技を磨きつつ出番をアピールする。あるいはオーディションに参加するなどしても良い。いずれにしろ、魚市場に相当するような場所は沢山ある。
では、ビジネス書を出版したいと願っている作家がいたとする。彼はどうすれば良いか。
実はこれが困った問題だ。
彼は出版企画書と原稿を出版社に送れば良いのだが、すでにこの時点で健全な市場というよりは、1対1の売り手と買い手の関係でしかない。
また逆に、新しいビジネス書を出したいと思っている出版社があるとする。その編集者は作者に個別アタックし、交渉するしかない。これまた1対1の売り手と買い手の関係でしかない。
出版界にそうした市場がないならば、自分たちで作ってしまえ、ということで土井英司さんamazonを飛び出して昨日スタートさせたサービスが「ほんなる!」だ。本になるから「ほんなる!」にしたという。
「ほんなる!」は、著者と、編集者・出版プロデューサーを結ぶポータルサイト。著者が持つ出版企画を「ほんなる!」サイト上にアップすると、有望な企画には編集者からスカウトメールが届く。自分がアップした出版企画がどの程度注目されているかは、アクセスカウンターでも分かる。
さらに新規企画や有望企画は、同社のメールマガジンでダイレクトに多くの出版関係者に配信される。
この仲介サービスは、年会費31,500円(定価・税込)で、出版企画を追加する場合には、一企画あたり年間:10,500円だという。
それ以外の印税や手数料は発生しないという斬新なサービスだ。
さらに今なら、サービス開始記念 期間限定特別キャンペーンとして年会費が21,000円で登録できるという。(2004年12月31日迄)
その他にも作家向けサービスや編集者向けサービスがある。関心のある方は、同社のサイトで情報を得ていただきたい。
エリエス・ブック・コンサルティング公式ホームページ
http://eliesbook.co.jp/