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真理は一つ、じゃない

あなたの目の前には、いつも二つ以上の選択肢があるはず。

・皆が賛成する案と反対する案
・美しい案と美しくない案
・正しそうな案と間違っていそうな案
・無難な案と危険な案
・仲間の協力が得られる案と得られない案
・すぐに思い浮かんだ案とうなりながら出した案
・・・etc.
いつも、二つ以上の案がある。

では、正解は一つなのだろうか?

実は、正解も二つある。
高等数学で習った「一般解」と「特殊解」。ある条件下における一般的な正解を「一般解」という。ところが、ある条件以外のスペシャルケースにおいては、一般解は不正解になり、特殊解が正解になる。

数学ですら正解が二つ存在する時があることを知ろう。私たちのビジネスや人生でも、一般解ばかりが正解とは限らない。一般解を選ぶと不正解になることもある。

たとえば、

「絵も上手で字もうまい。それに営業指導も出来るなんてアナタ、それ自体はすばらしいけれど、何でも手を出して器用貧乏になってはいけませんよ。もう少し専門分野を絞り込みましょう」と他人に助言する。助言された方も、あまりに真っ当な助言なので違和感を感じない。

それを一般解と言う。

それに対し、

「器用貧乏をウリモノにしましょう。正確に言えば、器用をウリモノにしてリッチになる、器用リッチになりましょうよ。絵の専門家でもなく、書の専門家でもない、営業の専門家でもない。だが、絵と書と営業が90点レベル分かる人は日本にそれほどいない。経営者に絵と書を武器にした営業関連サービスを提供する方法を考えましょう」

え、器用リッチ?
そう、この提案は特殊解の一つだ。

一般解へは皆がたどりつくMBA的模範解答だ。だからつまらない。

かといって一般解をバカにしてはならない。特殊解にたどり着くには一般解を通り越えていかねばならないからだ。
理屈をジャンプし、特殊解が目の前に表れる瞬間まで、自分ならではの成功方法を考え抜こう。

むずかしく考える必要はない。今までよりも個性が失われていく、と感じる答えは一般解。これで、ますます個性が発揮できる、と感じる答えは特殊解である可能性が高い。

さあ、あなたの頭は今どっち?