Rewrite:2014年3月26日(水)
1995年にインターネットの商用利用が始まって以来、6年を経過する。
私も後発組ながら、昨年の8月にホームページを開設し、ちょうど今日で10か月を経過した。ホームページのことを論ずる資格はまだ持っていないと知りつつ書く。
ホームページを作ったがアクセスが伸びないという大手企業の話がある一方で、ホームページだけで毎月千万単位の商いをされる個人サイトがある。この違いは、ひとえに情熱だ。e-コマースの場合、合格点と言える水準は一日のアクセスが500以上だとみている。
例えば、ネット草創期の1995年8月にTシャツのネット販売を始めた京都の有限会社イージー:岸本栄司社長(42才)は、もはや立志伝中の人物だ。http://www.easy.ne.jp/html/prf/kishimoto.html
この「Tシャツのイージー」のHPアクセスが累計で657,000ある。
同じく老舗、「傘の宮武」http://www.kasaya.com/が、465,000アクセス。
1996年にサイトをオープンして依頼、数々のグランプリを獲得してきた「照明のてるくに」http://www.terukuni.co.jp/が533,000アクセス。
これら「グランプリサイト」を単純計算すると、一日当たり300アクセスとなる。ただし、これはネット人口が少ない草創期からの数字であり、最近のアクセス数は「照明のてるくに」にて公開されているが1日で1000アクセス前後というところか。
非営利目的のサイトでは一桁上の集客をするサイトもあるが、e-コマースでの成功基準は、まず500アクセスだろう。その500人集客をどのように実現するか、である。
あなたのサイトの特性や更新頻度などから考えて、仮に一週間に一度の訪問頻度があるとする。ならば、毎日500人の安定集客をするためには500人×7日=3500人 の固定客を作る必要があることになる。
そうした固定客を集めるためには、定期的な仕掛けが必要だ。アクセス向上策を定期的に行わない限り、活火山から休火山になる。いろいろなサイトを毎日みているが、休火山の共通点は、1日20アクセス以下になっている。
さて、そうした定期的な仕掛けにはどのような方法があるのだろうか?若干の体験と、研究の中間報告をまとめてみた。
箇条書きにて要点を書いてみよう。
1.メールマガジンは必須に近い
2.更新頻度は高いほど良い(理想は毎日)
3.メールマガジン読者をサイトに集客する
4.プレス(雑誌や新聞社など)に対するメールマガジンの売り込み
5.プレスに対する、ホームページの売り込み
6.同一客層と思われるマガジンやサイトとの相互広告
7.有料広告によってメールマガジンやホームページを告知する
8.雑誌や他の人気サイトでコラムを引き受ける
9.印刷物を作る
10.双方向性を作る
11.メッセージはくどい位でちょうど良い
12.アドバイザーをもつ
仮に今まで平均して50アクセスあったとする。上記のいずれかの仕掛けによって、一気に200アクセス位を集める。すると大抵の場合、元通りの50アクセスまでは落ちない。更新頻度が高く、そのコンテンツがニーズを捉えていれば、アクセスは一定を維持するのだ。単一の方法ではなく、あらゆる方法を駆使して集客と固定客化の双方で改善を加えるのだ。
インターネット人口が2000万人を越えるといわれる中で、サイトの数は増殖を続ける。利用者のアクセス時間は限られているので、時間の奪い合いでもあるのだ。あなたの魅力的なコンテンツも、仕掛けを施さない限り埋没しかねない。積極果敢にネットに仕掛けよう。