かつて大塚商会の創業者・大塚実氏が雑誌のインタビューで、同社の強さについて、次のように語っていた。
・・・我社は現場でのお客さんの要望や不満をすぐにメニュー表としてウリモノにしてしまう。たとえば、パソコンを納品した際に、「据え付けもやってくれないの?」と言われれば、その声がすぐに経営トップに上げられる。それを翌日には全国レベルでメニュー表にしてお客さんに提示する。ソフトのインストール作業や操作レッスンなどもいちはやくメニュー表にしてウリモノに替えてきた。そのスピードが他社さんよりも早かったのでしょうね。
・・・
現場第一線ではたらく営業マンや納品マンはお客の声をいつも聞いている。その中に、あすの我社のサービス開発に関するヒントが転がっているはず。
このようなお話をある所で講演したところ、次のような感想が返ってきた。
「武沢さん、今日のお話とっても参考になりました。そもそも私の会社にはサービスメニュー表や料金表など何もありません。何度もお会いしている人ですら、私がなにをなりわいにしているのかご存知でない方もおおいはず。そんな当たり前のことをやっていなかった自分が恥ずかしいです」
料金付きのメニュー表を用意しただけで売り上げがあがるという保証はない。だが、社長や営業マンがそうした表も持たずにどれだけ人に会ったところで売り上げにつながる確率は乏しいのだ。
わかりやすいメニュー表、料金表を作ろう。
一句浮かんだ。
「メニュー表、でかけるときには忘れずに!」
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《アンケート協力のお願い》
社長や役員の方を中心にアンケートを実施します。該当する方はご協力願えませんか。「社長をいつまでやるのか」を決めておくことが経営によい結果を与えるか否か。それに関する簡単なアンケートです。
調査の内容いかんでは、この結果をもとに次回の著作原稿を書くつもりもあります。ご回答者には、もれなく今回の調査結果レポートをまとめたサイトをお知らせします。また、ご希望のあった方には、次回著作の協力者紹介ページにあなたのお名前を掲載させていただきます。社長や役員以外の方でも特別に思い入れがある方にもお願いします。
よろしくご協力下さいませ。期限は今週土曜日です。
http://www.e-comon.co.jp/survey_input.php