2011年 3月にランサーズ株式会社（当時の社名は株式会社リート）の秋好陽介社長が『がんばれ社長！今日のポイント』に広告出稿された。その時の原稿がこちらである。
http://www.e-comon.co.jp/magazine_show.php?magid=3498
自宅やアトリエでデザイナーやライターの仕事をするフリーランサーたち。大都市ばかりでなく、地方都市在住の人も多い。それをネットで企業と結びつけるマッチングサイトが『ランサーズ』である。こうしたビジネスモデルを「クラウドソーシング」とよぶ。
今年で 5年目になるランサーズだが、最初のホームページは外部業者に発注した。だが、途中で製作の作業が頓挫し、やむなくデザイナーとして働いていたスタッフに任せることにした。未経験の彼に一冊の本を渡し、そこから 8ヶ月後にサイトを完成させた。その彼がいま開発部長として技術の仕事をしているというからピンチはチャンスだ。
最近、そのランサーズに関する話題をよく見聞きするようになった。東日本大震災以降は働き方そのものが注目されるようになり、企業や政府がテレワーク（在宅勤務）に着目し始めたのも追い風となったようだ。ランサーズの登録者は 6対 4で男性が多く、職業ではデザイナー 3万人、エンジニア 2万人、ライター 2万人という 3つのスペシャリスト領域のフリーランスが多い。
登録者は 13万人となり、毎月 5000人のペースで増加しているという。月間 1万件の利用があり、案件総額は 65億円を超えた。クラウドソーシング業界の堂々たるトップランナーで、最近は、上場企業の利用も増えているという。
そして先週、びっくりするニュースが飛び込んできた。
ランサーズはこのたび、第三者割当増資を実施して約 3億円を調達すると発表したのだ。グロービス・キャピタル・パートナーズ、ＧＭＯベンチャーパートナーズの 2社が出資する。それにあわせて本社を 6月 1日付で鎌倉から東京都渋谷区に移す。株
式公開へのカウントダウンが始まったのかもしれない。
★日本経済新聞記事
http://e-comon.co.jp/pv.php?lid=3607
★ランサーズ
http://www.lancers.co.jp/
