人々は驚きを愛するという。サービス精神が旺盛な人は、他人を驚かすことが好きなようだ。私はマジック(手品)で人を驚かすのが好きで、新しいマジックを覚えてきてはそれを得意げに披露する。覚えたばかりのマジックを人に見せたくて、まずはスタッフや家族に見せる。そうすると不思議なことに、おおむね不評だ。
「社長、(あるいはお父さん)、それを覚えてどうするの?」
とでも思われているのか、それとも腕前が下手くそだからか分からないが、あまり良い顔はされない。だから手品は会社や自宅でやらないようにしている。
ある日、知人が数字のマジックを教えてくれた。
好きな 3桁の数字を思い浮かべ、その数字を 2回繰り返して 6桁の数字にする。たとえば、「157 157」「902 902」という具合。そして、その数字を 1001で割ると、みごと思い浮かべた 3桁の数字になるというのだ。理由は分からないが、何度やってもそのようになるのが不思議だ。
知人いわく、1001で割るとあっけないので演出を凝らすと良いらしい。まず 13で割り、次に 11で割り、最後に 7で割っても 1001で割ったのと同じことになる。そちらの方が演出効果があるようだ。誰が見つけたのか知らないが不思議な数字があるものだ。
先週末は名古屋で本気講座合宿を開催した。懇親会のとき参加者の社長から伺った数字は、「142857の不思議」というものだ。
142857に 1~ 6のどんな数字をかけても 142857の並びになる。たとえば 2をかけると 285714、5をかけると 714285という具合である。そして 7をかけると 999999になる。これも摩訶不思議だ。
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/142857
世の中、まだまだ不思議な数字があるに違いない。どなたかご存知であればお教え願いたい。