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映画の新時代

本と同じく、映画は縁のもので、タイミングが勝負である。今年、縁があって劇場に観にいった映画は次のとおり。

『レ・ミゼラブル』、『渾身』、『フライト』、『シュガー・ラッシュ』、『舟を編む』、『藁の盾』、『二流小説家』、『ハングオーバー・最後の反省会』、『終戦のエンペラー』。(合計 9本)洋画が 5本、邦画 4本という割合で、こうしてみるとジャンルにも特にこだわりがない。

今年、ほかにも気になる作品がたくさんあったが、あいにく縁がなかった。そして昨夜は縁あって今年 10本目になる作品『スタートレック イントゥ・ダークネス』を観てきた。この映画は「アイマックス 3D」でみるべし、というネット情報をもとに名古屋で唯一のアイマックスシアターで観てきた。

これが実に大正解。
私の映画史にさん然と輝く金字塔的名作である。何がすごいって 3D映画技術はこの作品のために開発されたのかと思うほど宇宙空間の立体感・距離感の表現がリアリティあふれるものなのだ。

そこを縦横無尽に飛びかう宇宙船、いん石、ミサイル、魚雷・・・。しかもアイマックスならではのデジタル高画質と高音質のおかげで、こちらが宇宙船「エンタープライズ号」の一員になった気分になれる。

もともと SF ものは好きな方だが、映画『スターウォーズ』を初めてみたときの感動がよみがえる。初めての 3D 映画『アバター』をみたときの興奮もよみがえる。そして、それらを超越していたのが『スタートレック イントゥ・ダークネス』なのだ。

椅子に座ってだまってみているだけでよいのに、身体を前後左右に動かしてみたくなり、やがて呼吸が荒くなっている自分にきづく。

「ハラハラドキドキの映画は苦手」、「3D 映画のメガネが嫌い」と言っていた家内だが、見終わったとたん「100点満点ね」。私にとっても間違いなく今年のナンバーワン作品だし、おそらく人生のベスト3に入る作品といっても良いだろう。

★スタートレック イントゥ・ダークネス公式ホームページ
→ http://www.startrek-movie.jp/index.php

この作品はすべて日本語字幕で「2D」「3D」「3D アイマックス」の3 タイプが公開されている。この「アイマックス」は以前から博物館や科学館にあるドーム型のそれとは別ものだ。常設型のデジタルアイマックス劇場は現時点で、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、浦和、松山、成田など 16か所しかない。お一人 2,200円とやや値は張るがお近くにアイマックス劇場があればそれをおすすめしたい。なければ通常の 3D 版がよいとおもう。

★アイマックス
→ http://ja.wikipedia.org/wiki/IMAX

今日のメルマガは趣味の押しつけみたいな話で恐縮だが、2013年 夏休み最後の思い出に『スタートレック』を。