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殺到、読者メール

いやぁ、まいった。昨日号で「衆生所有楽」と「和尚」について書いたところ、すでに20通ほどのメールが届いている。昨日号の配信時間が夜に近い時間帯だったにもかかわらずこの反響。尋常ではない。
「がんばれ社長!」読者には、精神世界を探求しようとされる方が多いのだろうか。

まずは、一部の声をご紹介しておこう。

1.「衆生所有楽」を誤解しないで!
スカウト型人材獲得サイト『しごとナビ』の小島健一さま
http://www.shigotonavi.co.jp/
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衆生所有楽について、これは私も生きていくうえでの銘としております。衆生所有楽とは、ただ単に「遊び」「楽しむ」だけの物ではなく、何故、そうなのかを考えないと、いい加減な人になってしまいます。おそらく、本当の衆生所有楽といえる人生を送れる方は、人生における難題も、自己の成長と思い、楽しみながら乗り越えられる方のことだと思います。いわゆる、私の場合は3点セットで座右の銘としております。
1)「転重軽受」重きを転じて軽く受ける
乗り越えなければならない重い障害は、人生の早いうちに乗り越える。若いうちの方がのりこえ易いので軽く受ける。
2)「変毒為薬」毒変じて薬と為す
血清みたいな物で、つらい結果も、今後の人生の糧とするような意味に捉えています。
3)「衆生所有楽」
前向きに生きれば後退することはなく、全て順調!絶好調で大成長!何をしても楽しい!!
私は、そんな生き方を目指しております。
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小島さま、ありがとうございました。「衆生所有楽」を、楽しめ!という教えだけと受け取ってはいけないのですね、勉強になりました。

2.和尚をどう料理するのか?(未確認ゆえ匿名扱いです)

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武沢さんには、初めてのメールです。というのも、和尚の話が出てきたからです。和尚、と呼ばれるようになってからの本は読んでいませんが、以前、バグワン・シュリ・ラジネーシと呼ばれていた(20年ほど前)頃には、よく読んだことを思い出します。そのころは人生経験が少なく、その影響を受けてビジネス活動が何年も遅れたように思います。自分のバランスが取れていなかったのだと思います。ビジネスがちっぽけなもののように感じ、頭でっかちになっていたように思います。自分の成長とともに、読んだ感じ方も変わってくるものでしょうが、お金を儲ける過程や、忙しい時には、なぜか危険な思想のように感じ、自分の中で、封印してしまった感じです。それなりの成功をして、セミリタイアしてから、読み直そうと思ったくらいです。大げさですが、究極の、人生の最後に求める物という感じです。ですから、武沢さんが、がんばれ社長の中で、和尚をどう料理していただけるのか、非常に楽しみです。私が、和尚の言葉で印象に残っているものの一つに、闇(一つのたとえです)というものは、本来無く、無い物と戦っても勝ち目がない。もうその時点で戦う相手を間違えている。闇、というのは、単に光りの不在に過ぎないというのを思い出しました。うまく表現できませんが・・・・・。
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ありがとう、Yさん。和尚に限らず精神世界のリーダーを“料理”できるなど、大それたことは考えていません。経営コンサルタントという立場から、企業経営に活かせる知恵をさぐっているだけです。

それにしても「闇は本来存在しない、あるのは光の不在だけである」とは深い洞察ですね。同様に、今の日本経済や日本企業には、不透明も混迷も存在しない。あるのは、ビジョンや意思、目標の不在だけだ、と考えるべきかもしれません。

3.洗脳されてはいけませんよ(未確認ゆえ匿名扱いです)

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唐突ですが「和尚」のシリーズは、影響力のある武沢さんに読んでいただきたくないのです。私の「和尚」の感想は、愛がなく、悟りにこだわりをもたせ、迷わせる。武沢さんはどのように受け取られるかわかりませんが、どうしてもお伝えしたくて。もっともらしく、洗脳されている人を知っています。知るという意味では良いのかもしれませんが、突き詰めて深く入り込まないことを願います。一方的なメールで申しわけありません。取り急ぎご連絡まで。
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ご忠告、ありがとうございます。

私たちは外界から受ける刺激のすべてから影響を受けています。テレビ番組や新聞・雑誌・メールマガジンや社内での会話、すべてから影響を受けているのです。とりわけ自分が好ましく感じることには、くり返し接触しますし、自分を明け渡して無防備に接触しますから、完全に洗脳を受けることもあるでしょう。接触するものを注意深く選択することもたしかに大切ですね。

ところで、米国のある州が追放してしまったという和尚の思想がどれだけ危険なのか、知っておくことも企業経営者の役目だと思うのですがいかが。「がんばれ社長!」は、特定の宗教や思想に肩入れするものではありませんので、ニュートラルなスタンスで和尚とも接していくつもりです。

誌面がなくなりました。「ゾルバ・ザ・ブッダ」の続きはあすにします。12/10号 「ゾルバ・ザ・ブッダ」は私のサイトにバックナンバーがあります。

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