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反響 会社を潰すコツ

6/26号「会社を潰すコツ」がいろいろな波紋をよんでいる。

メールにて、転載希望や内容の質問がそれぞれ数通来ているほか、ある方は、自己流にアレンジしてメール下さった。その自己流アレンジとは、否定形で表現されているこの「コツ」を肯定形に改めようというものだ。
株式会社プリンス技研の大谷国彦社長からのメールをご紹介しよう。

玉子屋さんの、この否定的経営理念は、素晴らしいと思います。骨身に染みました。素晴らしいと思いましたし、もうこれだけですべてと思いましたが、凡人には指示が必要と思いました。否定的の方が、聞く人には、広がりがある事も確かです。が、あえてこれを肯定的な表現に変える思考の道程に、自分の経営的実力が現れる様に思いました。できれば武沢さんが、皆様からの肯定的表現を募集されて、おまとめ頂く事は、経営者にとって、本当に、有意義だと思います。

大谷流:事業に成功するこつ

1.常にもっと良い方法があるはずと、毎日、改善改良すべし。
2.競争相手は今の業界だけではない、すべて競争相手と認識すべし。
3.読書を含めて、情報収集の合間に仕事を励むべし。
4.常に事業計画を持ち、それに従って実施し、評価し、常に見直すべし。
5.仕事は効率を第一とし、忙しいのが仕事ではないと知るべし。
6.製品開発力よりも販売力が大切と思うべし。
7.従業員に支払う給与は、自分がこれで良いと思うよりも高い給与を支払うべし。
8.支払はどんな事があっても約束を守るべし。
9.機械が出来る仕事は機械に任せるべし。
10.顧客はとてもわがままなものだと思うべし。
11.取引はビジネスライクを主とすべし、しかし時には人情も大切な局面があると思うべし。
12.目標さえ決れば、後は出来ない事は無いはずだと取り組むべし。

プリンス技研 http://www.plinst.jp/
大谷社長個人サイト「無相庵」 http://www.plinst.jp/musouan/

参考:【玉子屋企業理念】

1.旧来の方法が一番良いと信じていること
2.もちはもち屋だとうぬぼれていること
3.ひまがないといって本を読まぬこと
4.どうにかなると考えていること
5.稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること
6.良いものはだまっていても売れると安心していること
7.高い給料は出せないといって人を安く使うこと
8.支払は延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること
9.機械は高いといって人を使うこと
10.お客はわがまま過ぎると考えること
11.商売人は人情は禁物だと考えること
12.そんなことは出来ないと改善せぬこと

大谷さん、ありがとうございました。あなたも自己流を作られては。

さて、別の方からは内容に関して次のような質問メールが。読書って
有害?あなたなら何と回答されるだろうか。25歳、男性。

最近、武沢さんのメールでも、他の本でも「本を読みなさい。」というのを良く見かけます。反論というわけではないのですが、(反論かもしれません。)
コミッションセールスで一番オーダーと遠のいてしまう原因に「本を読む」があります。(私及び私の周りでですが、)
原因は、読む本にもよりますが、行動力が減少することと理屈重視になってしまうことだと思います。
また、学生相手のコミッションセールスでよく起業家志望の学生に会うのですが、理屈ばかりで、頭でっかちになっている人が多く見られます。
そういう学生に良く、
「起業するのに、本を読む、それはプロ野球の選手になりたい野球少年が、必死にルールブックや野球の技術の本を呼んでなるほど、脇を占めて、腰の回転で打つんだ。とかっていってるようなもんで、そんなひまがあれば、素振りしなさい。」とか、偉そうなことをいってしまっています。
また、経済の本や経営学の本で、学者さんが書いていたり実際に会社経営をした事の無いコンサルタントや作家の本があったりします。
私の好きな言葉ですが、禅の言葉で

「向上の一路
千聖も伝えず
学者労形
猿が影を捉うるが如し」

というのがあります。本を読むのは学者労形であり向上の一路は行動でしか知りえないものではという疑問があります。
多分、「本を読む」ということには、私のような未熟者には解らない深い意味と方法があるのではと思います。
このメールマガジンには学生さんや起業家を目指している読者もたくさんいると思います。
ぜひ、ただしい読書の仕方というのをメールマガジンにてご教授いただければと思いメールを出させていただきました。
たいへんご多忙とは思いますが、お願い致します。

皆さんならどのように回答されるだろうか。誠実にお答え頂きたい。