株式投資,投資

日本経済はいま、どうなっているか?

●今日10月4日は「投資の日」。

現在、『会社四季報2023年4集秋号』の分析レポートを執筆中で、間もなく完成します。
日本株3,919銘柄のうち、投資対象として注目する銘柄だけのリストが載っています。
毎号買って投資に役立てているリピーターもたくさんいらっしゃいます。

●投資対象として興味深い銘柄とは何か。
それは「高成長」「高収益」「好財務」「好待遇」
四つの「高(好)」すべてを満たしてる企業のことです。
「4K企業」(よんけーきぎょう)と私が命名し13年間にわたって
リスト化してきました。

●10年前であれば「エムスリー」や「MonotaRO」といった株価10倍~100倍銘柄を生みだし、最近では「レーザーテック」「ベイカレントコンサルティング」などを生み、
近年では「KeePer技研」「タカトリ」「M&A総研」などの急騰株を生んできました。

●もちろん上がる株ばかりではありません。

4K企業リストには常時200を超える銘柄があり、たえず2割ほどの銘柄が入れ替わって
います。中にはすでに人気が過熱して企業価値を上まわって過大評価を受けているものも
あります。
そうした企業は4K企業とはいえ、株価は下がります。

●また4K企業リストに入り続けるのは困難なことです。なぜなら、企業規模が大きくなると「高成長」を維持するのが困難になったり、景気変動で業績に急ブレーキがかかることが多いからです。そうした点で、先にあげた銘柄は4K企業の常連であるという点で共通しています。
経営力が本物でなければ、一発屋芸人みたく4K企業リストからすぐに消えていくもの。
したがって経過観察が必要です。

●4K企業の見つけ方についても今回のレポートで解説しました。
市販の『会社四季報』をつかって簡単に4K企業であるか否かを判断できます。
SBI証券などのオンライン証券会社には「会社四季報」のデータが載っていますので、
あなたの気になる会社が4K企業であるかどうかは無料で調べられます。

●さて、今回の最新号レポート。

日本経済の屋台骨ともいえる自動車産業が絶好調で、日本経済全体をけん引しています。
夏号にくらべ、自動車産業の増益幅が拡大した理由は半導体の供給正常化による生産回復と値上げ効果、円安効果です。

●また、インバウンド需要の復活で陸運業、空運業の営業利益が夏号より上振れしている
のも特徴的です。鉄道、レジャー、外食などの消費関連も値上げ戦略が功を奏し、
「回復」を通りこし、過去最高の業績をたたき出す企業が増えています。

●来年は日本でも新NISAもスタートすることから、投資を始めるならいまがチャンスではないでしょうか。

「がんばれ!社長」の4K企業レポート、来週発売。
今回はインフレ応援価格(つまり値下げ)でお届けします。