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ビジョナリーカンパニーZERO

ビジョナリーカンパニーZERO

●昨日のハチミツ販売の記事をご覧になったKさんがこんなメールをくださった。関係者なら、あれだけの記事でどこの養蜂業者なのかが分かってしまうらしく、迂闊な事は書けない。

・・・
 がんばれ社長、初期から長年拝読させていただいております。こちらのメルマガから多く 
 の教訓を頂戴し、そのことが経営者様とお話をさせていただく際に、私の大きな力となっ
 ております。
 さて、本日の記事では会津の養蜂企業さんが取り上げていただきました。私の生まれ故郷
 会津若松市のMさんだと思います。

 貴重なご示唆ありがとうございました。
・・・

そのほか、兵庫のHさん、沖縄のMさんからも「売り方のヒントになった」という主旨の
メールをいただいた。

●さて今日は久しぶりに『ビジョナリーカンパニー』について書きたい。私の人生に大きな影響を与えたジム・コリンズの本シリーズは何度も何度もくり返し読んできた。
最初の
『ビジョナリーカンパニー』(1995年)に続いて
『ビジョナリーカンパニー2』(2001年)
『ビジョナリーカンパニー3』(2010年)
『ビジョナリーカンパニー4』(2012年)と続いた。

●『ビジョナリーカンパニー【特別編】』(2006年)、
『ビジョナリーカンパニー 弾み車の法則』(2020年)という企画本もあるが、
本線のシリーズは上記の「4」までである。

●このシリーズに負けないくらい強い影響を受けた本に『野望と先見の社長学』がある。
この本は1994年に発売された。奇しくも私が経営コンサルタントとして独立したその年に『野望と・・・』が出て、その翌年に『ビジョナリー・・・』が出たわけだ。
読まないわけがない。

●コンサルタントとして独立した私は「経営計画」をウリにするとは決めていた。経営計画のつくり方に関しては自信があったが、経営に関する知識は何冊かのドラッカー本程度。それを思いきり補強してくれたのが、94年の『野望と・・・』と95年の『ビジョナリー・・・』だったわけだ。まさにこれらの名著が私の開業にあわせてリリースしてくれたのではないかと思っている。

●『野望と・・・』は経営計画のなかでも財務計画のつくり方に関する確固たる指針とスキルを提供してくれた。
『ビジョナリー・・・』は、「良好は偉大の敵である」こと。偉大な企業づくりには経営理念が欠かすことができず、どれだけ一貫して理念に忠実であるかどうかが企業の命運を決めていることを解き明かしてくれた。「我が意を得たり」と漁るように読んだ。
「コリンズ節」と名づけた彼特有の文章表現も見事に冴えわたっている。

●このシリーズも『4』(2012年)で終了かと思っていたら2021年になって『ZERO』が発売された。
どうして『ビジョナリーカンパニー』を書くことになったのか、その起源がここにある。
「ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる」と副題があるようにこれから事業を始めようという方にとって最高の一冊といえそうだ。

●この『ZERO』のなかに「Mシンドローム」というエピソードがある。
Mとは人の名前だ。ジム・コリンズの研究対象になるほど極めて優秀そうな人物なのだが、経営者としては極めて無能だった。

<あすに続く>

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