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「大変」な時代がやってくる

今日のYouTube新作

■【最新ニュース】部下をその気にさせる魔法の言葉

ついに出たのが「ハラハラ」。
「ハラスメントだ!」と指摘すること自体がひとつのハラスメントになりつつあるというのです。
そんなハラスメント全盛の今、部下を動かす魔法の言葉が注目されています。

「大変」な時代がやってくる

先日のメルマガで、3Dプリンターでできた家のことをご紹介したが、その後新しいニュースが入ってきた。
3Dプリンター住宅メーカーの発表によると、初回販売分6棟がすでに完売したとのこと。
さらに、百貨店の高島屋が23年の福袋の目玉商品として、同社の3Dプリンター住宅を準備していることで注目を集めている。

現段階ではまだ住宅というよりも小型店舗やグランピング、茶室などの用途で使われる予定だが、来年には1LDKタイプの発売も控えている。
まだまだ3Dプリンター住宅は進化し続けるだろう。

実はこの3Dプリンターで建物がつくられるという話は10年前に予測されている。
私たちが驚きをもって接するこうしたニュースの大半は、すでに相当前から公表済みのものであることが多い。

そこで今日はレイ・カーツワイル博士の未来年表をご紹介したい
博士は「シンギュラリティ」という言葉の生みの親でもある有名な未来学者。
とりわけDXに関連した部分を重点的に拾い出した。

<DX未来年表>
「シンギュラリティ」という言葉を生んだ未来学者 レイ・カーツワイル博士は未来予測の達人。
1999年に予測した技術年表は的中率86%。
以下は2013年に予測した2038年までの未来年表である。

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●2022年
3Dプリンタが衣服や、組み合わせると住宅やビルになるモジュールをプリントできるようになる
●2023年
合法的に全米を自動運転車によって移動できるようになる
●2023年
ロボットは、受付案内係や店舗アシスタント、事務員として十分に役立つくらいにヒトと交流できるくらい会話の文脈を理解する
●2024年
最初の有人火星探査機が火星の表面に打ち上げられる
●2024~2025年
1日に1千万機のドローンが飛んでいる
(現在、1日の民間航空会社のフライトの数は10万便なので、その100倍)
●2025年
世界の9割の国で、太陽光発電所や風力発電所を建設するコストが、従来の火力発電所などを建設するよりも安くなる
●2025年
電気自動車(EV)が、新車販売の半分を占める
●2025年
中国政府とインド政府が、すでに完成している石炭火力発電所100以上を閉鎖すると発表する
●2025年
AIによるヒトの能力の拡張は、ほとんどのプロフェッショナルな仕事で必須要件とされる
●2026年
クルマの所有がなくなり、道路を走るのは自動運転車だけになっている
●2026~2027年
LAや東京、サンパウロやロンドン等の大都市では、毎日10万人の人々がVTOL(垂直離着陸機)で通勤している
●2027年
垂直農業が主要なメガシティにおける食糧生産でビジネスとして成立するようになる
(垂直農業とは高層建築物での農業生産のこと)
●2027年
地球上の80億人全員が500Mbps以上のスピードでネット接続するようになる。
世界の再貧困地域でアクセスデータとECによる販売機と引き換えに、タブレットが配布される。
●2029年
太陽光と風力は、新しい電力発電において100%近くを占める
●2029年
ロボットはヒトと本当の関係性を持つ。老齢介護やパーソナルケア、食事の用意などの分野で特にその傾向が強く出る。
セックスロボットも普及する
●2030~2031年
AIがチューリングテストに合格した。
つまり、あらゆる領域でAIは人間の知能と同等か超えたことを意味する。
●2031年
人類は、富裕層の”寿命回避速度”に達する(寿命回避速度に達すると理論的に人は死ななくなる)
●2031年
複数のオイルメジャーが倒産する
●2032~2033
医療用ナノロボットが人体の中で実証され、免疫系を拡張することができるようになる
●2034~2035年
Kermel社のような企業が、ヒトの大脳皮質とクラウド間の接続を可能にする
 ★https://note.com/daichi_konno/n/n00356b863555
●2035年
多くの超困難な問題(たとえば癌や貧困)は解決した
●2035年
ロボットはメイドや執事、看護師や子守のように動き、完全な仲間・友人になる。
彼らは家庭において孤独老人のサポートまで手を拡げる
●2038~2039年
日々の生活において、現実と仮想の見分けがつかなくなる。
驚くほど質が良いハイパーVRとAIが世界のあらゆる要素が日々の人間生活のあらゆる局面を拡張させる。

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おそらく最後の予測はザッカーバーグが拠り所としたメタバースのコンセプトにつながっているはずだ。
こうしてみると、時代の方向性がはっきりと示されていて興味深い
そして未来は「大変」だ。

テクノロジーが私たちの暮らしやビジネスを根こそぎ変えていく
技術革新が地球環境や医療にまで影響を及ぼし、難病の多くは克服でき、人間の寿命も大幅に伸びる。
ひょっとして不老不死だって夢ではない。
それに貧困問題も解決するし、地球以外の惑星で暮らしたり働いたりする時代がやってくる。
鉄腕アトムの夢物語が現実になるのだ。

こうした未来のできごとの大半は好ましい進化だと思うが、一部の職業はなくなるなど、大きな変化もたくさん待っているはずだ。
人はこれを「大変」と呼ぶが、「大変」の真意は「大きく変わる必要があるよ」という私たちへの暗示でもある。