雑談

「ネタがない」とスタッフに言われ

今年6月から弊社スタッフ二名にメルマガのネタ提供を依頼している。
最初は鼻歌まじりで協力してくれていたが、三ヶ月を過ぎたあたりから辛そうになってきた。
こちらが原稿を請求すると「ネタがない」「書くことが思いつかない」という。
逆に「社長はどうやってネタを探してるの?」と聞かれてしまった。

私も最初の1~2年はたえずネタ切れとの戦いだった。
出張するときにはネタになりそうな本を数冊する持参しないと落ち着かなかった
だが今はネタは無尽蔵にあると思っているので手ぶらでどこへでも行く。

生活すること、仕事することとメルマガを書くこととはシームレスなので、メルマガを書くことが仕事であり生活である。
そうすると何が起きるか。
人が空中に含まれるあらゆるモノをすべて肺に入れ、必要な酸素だけを選んで血液に送り込むように私もいったんすべてメルマガにする
そのあとで不要なものを除去し残ったものを配信する。
そんなイメージなので、フレッシュなネタが絶えず過剰気味にある。

それじゃ『がんばれ社長!今日のポイント』の趣旨とは違うメルマガになってしまうのでは?
とんでもない。
私のフィルターががんばれ!社長そのものなので、こんな内容はらしくないかな、などと考えたことはない。
私がおもしろい、興味深いと思ったものは読者もきっとそう思ってくれるはずだしそう思わない読者は一週間もしないうちに購読解除するのだ。

そういう意味では精神体質が近い人が全国に数百人から数千人はいるはずだし、うまくいけば万単位になるので、その人たちと一緒に人生を送るつもりならネタには困らないはずだ。

ネタにも種類がある。
大別すると、外部から取り入れるネタと内部から生み出すネタの二種類だ。
本を読んでおもしろかった、映画をみてきた、旅行に行ってきた、こんな面白い人に会ってきた、こんなテレビ番組を見たといった類いのものである。
元来が好奇心旺盛な私は、なるべく直接現地に行ってこの目で見てみたいし、体験もしてみたいと思うタイプなのでメルマガ発行には有利な性格をしているのかもしれない。

内部から生み出すネタについては、絶えず脳内ひとりごとをつぶやいているような人がこの仕事に向いている。
私の場合、もっぱらこちらが増えてきた。

今のこの感情を文章にするとどうなるかとか、昨日のあの食事会をメルマガで書くならどんな書き出しになるか、といった具合にいつも脳内でつぶやき、脳内で文章化の作業をしている。
そんな作業をしていると時々、実際に書きたくてしようがなくなり、テキストファイルを開いてキーボードを打ちはじめる。
するとあっという間に2000文字、3000文字打ち込んでしまい、一本のメルマガが完成することもしばしばだ。

以前はオフィスまでの通勤片道30分が私のひとりごとタイムだったが今はそれに代わってダイニングでの朝食タイムがその時間だ。
子新聞や電子書籍に目を通しテレビのニュースをチェックする。
一人きりのこの1時間が貴重だ。

ネタは外から集めるものという概念を捨てて、今持ち合わせている知識や情報で新しいネタを生み出すことを考えてみよう。
考えることは異を唱えることでもあるので、あえて皆と異なる主張をしてみるとそれはそれでひとつのオピニオンになる。
多くの人が褒めているできごとをあえて批判する。
多くの人が批判している出来事をあえて擁護する。
そうした訓練もメルマガ執筆には有効だ。

朝礼のとき「What’s New Today」(今日のお題)というテーマで全員のスピーチタイムを作っているがそれもメルマガアイデアの集積場になっているし、格好のトレーニングになると信じている。

最後に、文章を書くという行為が好きか嫌いか、得意か苦手かといった問題もある。
たしかに作文が苦手な人はそもそもメルマガやブログに不向きだが、そういう人はYouTubeやTikTokに向かえばよい。
表現方法の選択肢も豊富なので最適なメディアを選択すればよい。