世の中には役職を乱発している会社があることは知っているが、
しかも翌年には自動的に「部長」に昇格する。
社内で部長、課
事務機器など法人相手の営業会社なので、名刺
だが経営者はその弊害も考えておく必要がありそうだ。
行きつけの床屋の大将も役職者だらけの床屋で働いていたと聞か
「床屋が役職だらけってどういうこと?」
大将が聞かせてくれたのがこんな話。
専門学校を卒業して名古屋の人気理髪店に入社したところ、初日
それにはなんと「店長」の肩書きがある
「店長めざしてガンバレ」という意味だと理解したが、本気で自分
だが先輩社員の自己紹介を聞いて合点がいった。
この店は全員が
社長の奥さん(70歳)は「副社長」でレジ担当。
「本部長」とい
「専務」という55歳の女性は「本部
「マネージャー」という40歳の女性は店内でただひとりパソコン
その夫の「チーフ」(40歳)
こうしたそうそうたる役職者
あとでわかったことだが、社長は会社ごっこが好きな人らしい。
「店長」とは単なる呼称に過ぎず、なにも実権がないことがわかっ
特に専務とマ
その都度多数決で決まるような風変わりな民主主義のせいで店内は
大将が「店長」に就任したあと何人かの新人が入ってきて「主任
「店長」に就任して15年目の冬、その床屋は倒産した