世界経済

サブスクのリストラ

今日のYouTube新作

■「習慣こそが活きた主義である」(アミエル)

「あの人は言うことは立派だが、やることはお粗末だね」と言われている人が周囲にいませんか。
スイスの教育者であり詩人でもあったアミエルさんは「習慣こそが活きた主義である」という名言を残しています。
言うことよりやっていることに注目しましょう。

サブスクのリストラ

Prime Videoで『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』の配信が9月2日から始まる。
米Amazonが数百億円の制作費を投じた作品だけに予告編をみてもなんだかすごそうだ。
この手の作品は好みではないが、話題作だけにちょっと見てみようと思う。

★ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪(Amazon)
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Prime Videoといえば先日「ドキュメンタル / シーズン11」をイッキ見した。
人気お笑い芸人が1,000万円の賞金をかけてお互いを笑わせ合う番組で笑ったら負け。
最後に一人残った猛者だけが1,000万円を手にする。
今回のシーズンには、お笑い芸人はひとりも参加しない。
俳優やミュージシャン、力士などの著名人が参加する。
元横綱・貴乃花も相手を笑わせるために参加するというので気になって見てみた。
普段とは異質な笑いでついつい最後までみてしまった。

地上波放送なら通らない企画も動画配信チャンネルなら通る。
た地上波なら出演しなかったであろう演者も動画配信なら出る。
なぜなら昔のテレビがもっていた多少のことは御免蒙りの精神がネット番組に残っているからだ。

それが受けて動画配信サイトは隆盛だが、最近はDisney+の伸びがすさまじい。
米ウォルトディズニーは最近、動画配信サービスの総加入者が2億2100万人になったと発表した。
これは傘下にあるHuluやESPN+(アメリカのスポーツ専門チャンネル)の会員も含めた数とはいえ、ついに先行するNetflixを追い抜いたのだ。

我社にも映画大好き、アメコミ大好きのスタッフがいるが、彼いわく「みたい映画すべてあるわけじゃないけど、Disney+だけ会員になっておけば間違いない」と話している。

ただ気になる動きもある。
世間では「サブスク疲れ」「サブスク貧乏」も増加中なのだそうだ
日経の記事によれば、ニューヨーク在住の女性が最近、オーガニック製品のサブスクリプション(継続課金)型サービスを手がけるD2Cサイトに解約を申し入れた。
するとさっそくサイトから返事があって、びっくりするような提案があったという。
それは、契約を継続してくれたら年会費を6割引きにするというもの。
ビジネスが順調であればそのような申し出はしない
サブスク疲れ、サブスク貧乏、サブスク離れといったキーワードが深く静かに進行中なのだ。

生活になくてはならないものになってきた動画配信も、登録しすぎると利用しないチャンネルもでる。
私も興味本位でいろんなチャンネルにお試し登録するうちに主だったものはすべて登録していた。
の定、ほとんど見ていないものもある。

なかには「時代劇専門チャンネル」や「スターチャンネルEX」「東宝名画座」など契約したことすら失念していたチャンネルもみつかって驚いたほどだ。
サブスクのリストラが迫られている。
当然、動画配信業界の優勝劣敗がすすみ、場合によっては業界再編の流れが出てくるかもしれない。