雑談

人生最長の6ヶ月が始まった

今日は7月11日、月曜日です。
えっ、もう11日?ウソでしょ、ついこの前7月が始まったばかりなのに!
光陰矢のごとしというが、本当に矢のようだ。

フルコミッションの営業マンをしていたころ、毎月の締め日は末日だった。
営業成績いかんで翌月10日の給料日が天国にも地獄にもなる。
そのころ自宅に大きな日めくりカレンダーがあり、毎朝それをめくるのが私の日課だった。

営業成績が好調なときはめくるのが楽しい。
笑みを浮かべながら鼻歌交じりにカレンダーをめくるので一ヶ月が愛おしく長い。
その反対に営業が絶不調のとき、カレンダーをめくるのは辛い。
情にも、あっという間にひと月が過ぎ去っていく。

過ぎ去ってほしくない。
過ぎ去ってもらっては困ると思うから早く感じるのか、毎日を夢中になって過ごしているから早く感じるのか
フランスの哲学者・ポール・ジャネが19世紀に発案し、甥の心理学者ピエール・ジャネの著書で紹介された「ジャネーの法則」。
主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明したものだが、ジャネに言われなくてもそんなことくらい分かっている。

60歳の人にとっての1年は自分の人生の60分の1。
5歳の人にとっては5分の1だから、主観の差があって当然だ。
しかも年々一年が短くなるというのも体感している。

ジャネはこんなことも言っている。
「0歳から20歳の間に感じる時間の長さは20歳から80歳までの60年間の時間の長さに匹敵する」
つまり、ジャネが言うには人は20歳になると人生の半分の時間を過ごしてしまったことになるというのだが、そこには大いに異議あり。
少なくとも私はそうではない。
46歳で始めたメルマガ発行の22年間は0歳から20歳に感じた人生の長さに匹敵している。20代、30代の製造業勤務、小売業勤務、フルコミッション営業の20年間もそれらの時間に匹敵する。

おそらくこれから始める新しいチャレンジによって68歳からの10年間はこれまでのどの10年間よりも濃厚で刺激と幸せに満ちた時間になるだろう。

まず現実にたちかえって、今日という一日を長く使う工夫をしよう。
今日はこれをやった日、と日誌に書けるような一日が増えればおのずと一週間は長くなり、ひと月や一年は長くなる。

そして「今年は我が人生でもっとも長い一年だった」と言えるような一年をつくろうではないか。
今年もまだ半分残っているので、まずは2022年後半を人生最長の六ヶ月にしてみようと考えている。