実話ベース物語

昨日・今日の「食」に関する話題

昨夜、ある会社の幹部10名が勢揃いしてZoom会議を行った
始まってしばらくするとひとりの若手幹部が10分起きに席を立つことに気づいた。
そのつど彼のビデオが停止されるのだ。
「○○さん、どうされました?」と聞くと申し訳なさそうにこう釈明した。
「昨夜の食事で腹をこわしました。私以外の家族全員は平気なので、心当たりがあるのは食器だけです」
「食器?」
「はい、豚の生肉をカットする時につかったフォークを食事でも使いましたので、そのせいかと」

これからの時期は食器にも気をくばりたい。

今朝、行きつけの床屋に行った。
いきなり大将がおすすめのうなぎ屋を聞いてきた。
親戚一同を近々ご招待するそうで、味のよい和食屋かうなぎ屋を物色しているのだそうだ。

私はまっさきに老舗うなぎ屋の名を口にした。
「コナミスポーツの角を北に向かって100メートルほど歩けば東側にある改装したての店ですよ」と説明する私。
笑顔を見せながら大将が突然「ありがとうございます」とペコリ頭を下げた。

「え、何。知り合い?」と言うと「実は親戚なんです」と大将。
「じゃあ、私に聞かなくても最初からそこにすればよかったじゃん
「いえね、親戚だからかえって足が遠くなるんですよ。実は一度も行ったことがなくて・・・。武沢さんがうまいと言うんなら本当にうまいんでしょう。今度の食事会はそこに決定します」

私の好きなうなぎ屋をまだ他にも紹介したかったが、野暮になるのでその一軒でやめにした。

反対に気まずいこともあった。

知人のA氏が盛んにすすめるので中区にあるそのピザ屋に行ってみた。
ピザが好物の家内も同伴したわけだが、全然大したことはない。
うしてこんな特色のないピザ屋をすすめるのか不思議に思った。

1~2週間後、あるグループで会食した際、A氏もいたので私は率直な感想を述べた。

「Aさん、例のピザ屋に行ってきたけど普通すぎて印象に残りませんでした。逆に聞きたいけど、Aさんはどこが気に入ってるの?」ほかのメンバーもやりとりを聞いていたが、こういう話は一対一ですべきだった。
「実はうちの娘が友人と共同でひらいた店でして・・・」と神妙な面持ち。
「お口に合いませんでしたか」と申し訳なさそうなA氏。
「しまった」と思いつつもホンネなのでしようがない。
咄嗟にフォローできないまま、しばらく気まずい空気が流れた。

<今日の結論>

名古屋は狭い。日本も狭い。
ほめるのは実名でおおっぴらに、けなすのは関係者がいないことを確認してこっそりと。
あと、食器にも要注意。