私がこれまでの人生の中で特につよい影響を受けた50冊をご紹介するシリーズ。
今日で「その5」になる。
これまでの4回でご紹介してきたのはこちらの23冊。
<カテゴリー1.私を本好きにしてくれた6冊>
1.『坊っちゃん』 夏目漱石
2.『怪盗ルパンシリーズ』 モーリスルブラン
3.『宮本武蔵』 吉川英治
4.『国盗り物語』 司馬遼太郎
5.『竜馬がゆく』 司馬遼太郎
6.『ゴッドファーザー』 マリオプーヅォ
<カテゴリー2.人生の生き方を教えてくれた17冊>
7.『ライフワークの育て方』 井上富雄(絶版)
8.聖書(キリスト教バイブル)
9.SMIプログラム ポールマイヤー著 (SMIジャパン)
10.『人を動かす』デールカーネギー(創元社)
11.『道は開ける』 デールカーネギー
12.『人間の魅力』ボブ・コンクリン(創元社)
13.『成功哲学』 ナポレオン・ヒル
14.『7つの習慣』フランク・コヴィー(キングベア出版)
15.『自分の時間』アーノルド・ベネット
16.『自分を鍛える』 ジョン・トッド
17.『自助論』 サミュエル・スマイルズ
18.『知的生活の方法』 渡部 昇一
19.『成功の実現』中村天風
20.『フランクリン自伝』 ベンジャミン・フランクリン
21.『達人のサイエンス』 ジョージ・レナード
22.『古代への情熱』 シュリーマン
23.『The Wish List』 Barbara Ann Kipfer
今日は【カテゴリー3.会社経営を教えてくれた6冊】に入る。
24.『現代の経営(上・下)』 P.F.ドラッカー 26歳
塩川先生にすすめられて読んだ初めての本格的な経営書。
私にとって初めてとなる九州(福岡)出張の新幹線で線を引きながらむさぼり読んだ。
組織の面白さ、経営の奥深さを20代で感じ取ることが
これを読んでいなかったらコンサルタントになりたいという願望は決して思いつかなかった事だろう。
25.『ビジョナリーカンパニー』 ジム・コリンズ 41歳
コンサルタントになりたての頃発売され、すぐに読んだ。
私に勇気と希望と指針を与えてくれた本で、絶大な影響を受けた。
この職業を選んで本当によかったとしみじみ思うことができた。
「失われた12の神話」のエピソードなどはセミナーやメルマガで
26.『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』 ジム・コリンズ
前著の続編で、47歳の時に発売された。
発売初日に買って名古屋
特に本書の場合は前作が衝撃的だったので、期待値を下げて読み始めた。
ところが地下鉄の目的地に着いても読書を中断するのが口惜しくてそのままホームのベンチで時間ギリギリまで読みふけった。
実に示唆に富んでいて、興奮する内容だった。
経営書、ビジネス書でありながら、私にとって本書は宗教書・哲学書のような存在になっている。
27.『エクセレント・カンパニー』 トム・ピーターズ 29歳
マッキンゼーのコンサルタントだった著者が、「超優良企業」と見なしたいくつかの企業の共通項を抽出した。
アメリカの一流企業の成功の原則をまとめた本格的なビジネス書が20代後半で楽しんで
内容は完全に失念したが、著者トム・ピーターズと訳者大前研一の名前は私の胸に刻まれ、その後も彼らの本を追いかけることになった。
28.『スターバックス成功物語』 ハワード・シュルツ 44歳
スターバックスの創業者ハワード・シュルツ自らが書いた本。
イタリア体験したバールでのラテの味、それにバリスタの仕事ぶり。
アメリカのコーヒー文化を変えようというシュルツの情熱、行動力
さらに数年後、パイクプレイス(シアトル)にある同社1号店も訪
この本のせいで、どれだけのスターバックスファンができただろう
世の経営者にはこんな本を書いていただきたい。
29.『実学』 稲盛和夫 46歳
稲盛さんの強みや魅力はいろんなところで書かれているので今さら申し上げるまでもないと思うが、氏の隠された強みが本書で分かる
それは「数字」の強さだ。
もともとセラミックの技術者なので経営数字に強かったはずがない。
だが経営者になって勉強され、周囲にいる数字に強い人に素朴な疑問をぶつけまくった経験が稲盛氏を数字の鬼にした。
経営数字に関するどんな専門家よりも数字のもつ意味だけでなく、その数字の背景にある精神までも知っている。
そうした一端に本書で触れることができる。
明日は【カテゴリー4】に入る予定です。