★推薦図書★

私がつよい影響を受けた50冊 その5

私がこれまでの人生の中で特につよい影響を受けた50冊をご紹介するシリーズ。
今日で「その5」になる。
これまでの4回でご紹介してきたのはこちらの23冊。

今日は【カテゴリー3.会社経営を教えてくれた6冊】に入る。

 

 

24.『現代の経営(上・下)』 P.F.ドラッカー 26歳

塩川先生にすすめられて読んだ初めての本格的な経営書。
私にとって初めてとなる九州(福岡)出張の新幹線で線を引きながらむさぼり読んだ。
組織の面白さ、経営の奥深さを20代で感じ取ることができたのは貴重な経験だった。
これを読んでいなかったらコンサルタントになりたいという願望は決して思いつかなかった事だろう。

 

 

25.『ビジョナリーカンパニー』 ジム・コリンズ 41歳

コンサルタントになりたての頃発売され、すぐに読んだ。
私に勇気と希望と指針を与えてくれた本で、絶大な影響を受けた。
この職業を選んで本当によかったとしみじみ思うことができた。
「失われた12の神話」のエピソードなどはセミナーやメルマガでも大いに引用させてもらった。

 

 

26.『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』 ジム・コリンズ

前著の続編で、47歳の時に発売された。
発売初日に買って名古屋市内の地下鉄で読み始めた。普通、続編の内容は前作を下回ることが多い。
特に本書の場合は前作が衝撃的だったので、期待値を下げて読み始めた。
ところが地下鉄の目的地に着いても読書を中断するのが口惜しくてそのままホームのベンチで時間ギリギリまで読みふけった。
実に示唆に富んでいて、興奮する内容だった。
経営書、ビジネス書でありながら、私にとって本書は宗教書・哲学書のような存在になっている。

 

 

27.『エクセレント・カンパニー』 トム・ピーターズ 29歳

マッキンゼーのコンサルタントだった著者が、「超優良企業」と見なしたいくつかの企業の共通項を抽出した。
アメリカの一流企業の成功の原則をまとめた本格的なビジネス書が20代後半で楽しんで読めたことが印象的だった。
内容は完全に失念したが、著者トム・ピーターズと訳者大前研一の名前は私の胸に刻まれ、その後も彼らの本を追いかけることになった。

 

 

28.『スターバックス成功物語』 ハワード・シュルツ 44歳

スターバックスの創業者ハワード・シュルツ自らが書いた本。
イタリア体験したバールでのラテの味、それにバリスタの仕事ぶり。
アメリカのコーヒー文化を変えようというシュルツの情熱、行動力、タフさなどに敬服した。まだ名古屋に店舗がなかったので、わざわざ銀座の日本1号店までラテを飲みに行った。
さらに数年後、パイクプレイス(シアトル)にある同社1号店も訪れている。
この本のせいで、どれだけのスターバックスファンができただろう
世の経営者にはこんな本を書いていただきたい。

 

 

29.『実学』 稲盛和夫  46歳

稲盛さんの強みや魅力はいろんなところで書かれているので今さら申し上げるまでもないと思うが、氏の隠された強みが本書で分かる
それは「数字」の強さだ。
もともとセラミックの技術者なので経営数字に強かったはずがない。
だが経営者になって勉強され、周囲にいる数字に強い人に素朴な疑問をぶつけまくった経験が稲盛氏を数字の鬼にした。
経営数字に関するどんな専門家よりも数字のもつ意味だけでなく、その数字の背景にある精神までも知っている。
そうした一端に本書で触れることができる。

 

明日は【カテゴリー4】に入る予定です。