Zoom合宿を終えて | Best of がんばれ社長！「がんばれ社長！今日のポイント」バックナンバー

●週末を利用して「経営力強化合宿」を開催した。
もちろんこのご時世なので昨年に続いてオンライン開催となったわけだが、そのせいか、例年の半数以下となる少人数開催になった。
せっかく少人数なので経営計画を作ることよりも個々の経営課題を解決するための実践的な二日間にした。

●Hさんの会社は経営コンサルティング。
コロナ禍直後の一昨年はセミナーがまったく開けずに売上が減少した。
しかしオンライン対応したとたんにV字回復。
昨年は前年比50％を超える増収となった。
今がチャンス！とヘッドハンティング会社を使って支店長クラスの人材を複数確保した。
期待どおりの人材が採れたので、彼らの育成や処遇をどのように進めるかを具体的に決める二日間にしたい。
初日の朝そう語られたHさん。

●Yさんの会社は寝具のファブレスカンパニー。
自社製品を催事場でイベント販売して業績を伸ばしてきた。
しかしコロナ禍でイベントがなくなり目の前が真っ暗になったが、昨年の経営計画合宿に参加してピンチをチャンスにする戦略を打ち立てた。
オンライン直販を決心したのだ。
それが昨年大ヒットし、出荷に大わらわになるほどに売れた。
前年比数10％アップの業績で、今期は更に伸びそうなので、業績不安はもうない。
今回はインフレ対応戦略を作るために参加された。
デフレ時代しか知らないのでインフレ対応の方法を教えて欲しいと前もってオファーしての参加になった。

●Yさんは建設業。
地域密着型のエクステリア施工会社だが、昨年の合宿に参加した際、リフォーム全般に対応できる会社づくりを武沢から助言され、その対応をしたところ売上が30％以上伸びた。
今期業績も不安がないので、今回は社員の評価制度づくりをメインに参加された。
ファミリー企業からきちんとした法人経営に切り替えていく年にしたいとYさん。

●前もって参加目的をお聞きしていたので、私のレクチャーもそれに対応したメニューにした。
合宿はZoomを使って行う。
昨年は合宿参加のためにわざわざホテルの部屋から缶詰状態で参加される方が二人みえたが、今年は全員がオフィスか自宅からの参加だった。

●Zoomで私が資料を画面共有しながらレクチャーする。
Chatworkでお送りした資料をつかって計画づくりを個々にしていただく。
作業中もお互いカメラをオンにして緊張感を保つ。
ブレイクアウトルームを使っての個別ミーティングも複数回行った。

●やることが決まれば仕事が早い。
作業を少しでも始めれば終わりまで一気に仕上げてしまう集中力が参加者にある。
二日目の13時に合宿を終えたわけだが、全員が予定していた計画を完成させたばかりか、それ以外の新しいヒントや情報をたくさんお持ち帰りいただいた。

●参加者が退出されたあと、私は机の前でしばし呆然としていた。
このように経営計画を毎年つくり、目標や計画を社員と共有している会社は例外なく業績がよい。
経営計画があるから業績がよくなるのだ。
今年はZoom合宿の機会をもっと増やそうと思う。
昨年は2月に一回開催しただけだったが、今年はまず春にもう一度企画する。
春合宿は経営だけでなく人生計画や投資計画もテーマに盛り込む。
それがこちら↓。
インフレに逆行して参加費を値下げしましたのであなたも是非。