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ガイドラインで精神を学ぶ

投稿日:2021年12月21日 更新日:

ガイドラインで精神を学ぶ

●科学の発展はとどまるところを知らないが、私が若い頃には感情的になる人のことを「ヒステリー」と呼んでいた。
それは女性特有の症状といわれ、子宮に原因があると誤って信じられていた時期もある
対策は「近寄らないこと」や「ひたすら耐えること」と最初の職場で先輩から教わった。
今となってはひどい話だが、それが当時の常識だった。

●最近の医学ではヒステリーという言葉は用いない。
「解離性障害」と「身体表現性障害」の二つに分類されるのだ。
しかも「解離性障害」だけでも「解離性健忘」や「ガンザー症候群」など10以上の症状に分類され、それぞれに応じた治療法があるという。

●このように科学の発展は人類をどんどん賢くするわけだが、賢くなり過ぎることの弊害もある。
病人がやたら増えてしまうのだ。
人は医師から病名を告げられると、それがどんな種類の病であろうとも病人としてのお墨付きをもらった気分になり、通院・入院を何より優先する。
そうすることで私たちは世界に冠たる長寿大国をつくりあげてきたわけだ。

●「最近体調がすぐれないな」と思って病院で検査を受けたところ、「自律神経失調症」や「胃潰瘍」といった病名を付けられる。
その瞬間、その人は健常者・未病者から、病人になる。
ついさっきまで普通に暮らしていた人が一瞬にして病人に認定され、暮らし方まで一変してしまう。
医学の進歩が病人を増やす。
その結果、長寿が得られるわけだから病人が増えても構わないわけだが、医療財政は確実に破綻する。
それに国民の経済的生産性も大幅に損なわれる。

●病名を増やすと病人が増えるのと同様のことが職場でも起きる。
むかしは嫌な上司から理不尽なことを言われても、相手が上司である以上はぐっと我慢してきた。
だが最近は「ハラスメント!」「ジェンダー!」「コンプライアンス!」「個人情報!」「プライバシー!」などと、相手を黙らせることができる魔法の言葉を幾つも手に入れた。

●こうした単語のカードをサッカーの審判みたく相手の目線に突きつければ、一瞬にして相手はたじろぐ。
水戸黄門の印籠のような効果がある。
これによって社会が浄化するのは喜ばしいかぎりだが、カードや印籠の誤用・乱用は防がねばならない。

●最近、ある経営者がこぼしていた。
労働基準監督署からパワハラが行われているのではないかと質問の電話が入ったというのだ。
最近退職した社員がそのように訴えた可能性が高い。
倉庫内での作業効率が彼ひとりだけ群を抜いて劣っていたので度重なる改善指導をつづけ、教育訓練も施した。
それでも動作がにぶく、トイレ休憩と称してスマホゲームをものかげで延々とつづける。
そこでスマホ利用を禁止にしたところパワハラと訴えられたわけだ。
こうした訴えの大半は棄却される。
つまりパワハラ認定されないので経営者はあわてる必要はないが、ガイドラインの勉強は必要だ。

●どこまでが健常者でどこからが病人か。
ガイドラインはあるが個体差があるので実際には判然としない。
どこまでが通常の改善指導で、どこからがハラスメントか、それもガイドラインは決まっているが個体差がある。
グレーゾーンが広いわけだ。
したがって勉強してガイドラインの精神をよく知ることがトラブル解決の鍵になる。

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