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今日はソバーなんで

今日のYouTube新作

■起業家と投資家をマッチングするサイトが増えています!

起業家にとって悩みのタネは資金調達。一方、投資家にとって悩みのタネは投資先探し。
だったら両者をマッチングしましょう、という極めて当然の流れがオンラインで起きています。
規制が強いときにはできなかったことが自由に大胆にできる環境が整いました。

今日はソバーなんで

●昨日はオンライン勉強会のあと、久しぶりのZoom飲みを行った。
私が優勝記念の「ヤクルト」で乾杯したところ、どうしてヤクルトなのかと尋ねられた。
特別、深い意味はなかったしそのあとに飲む缶ビールも用意してあったが、私はあえて「今日はソバーなんで」と言ってみた。
案の定ポカーンとするメンバー。
大阪の社長が「ソバーってざるそばのことでっか?」とツッコんでくれたので笑いが起きた。

●「ソバー」(Sober)の意味をご存知だろうか。

別の日のオンライン飲み会のこと、一人の女性が「おーいお茶」で乾杯した。
私が「お酒は飲まないの?」と聞くと彼女は「今日はソバーなので・・・」という。

●「ソバーなので・・・?」

普段の私なら遠慮なく意味を尋ねるはずだ。聞くは一時の恥だから
だが、彼女の恥ずかしそうな物言いから、ソバーという言葉には女性特有の事情が潜んでいるのかと勝手に連想してしまい、それ以上は聞かないことにした。
それどころか「そうですか、ソバーなんですね」と知ったかぶりで話題を次へ進めてしまった。
もっと聞いて欲しかったかもしれない。

こっそりGoogle検索し「ソバー」を調べてみたが、「地味な」という意味の英単語がヒットするだけで、結局、そのまま忘れてしまった

●ところが後日、新聞が「ソバーキュリアス(Sober Curious)」がひとつの社会現象化していると報じていた。
「Sober」は本来「ソウバ」と発音するのだが「地味な」「真面目な」という意味のほかに「素面」(しらふ)という意味もある。
「Curious」は「好奇心」や「~したがる」という意味がある。
つまり「ソバーキュリアス」とは、シラフでいたがる人のこと。
お酒は飲めるのだが、あえて飲まないことを意味する。
そういう人たちを総称して「ソバーキュリアン」と呼ぶこともある。

●この単語はかなり前から使われていたようで、今ごろ気づくようでは私の情報収集力はまだまだだ。
「あえて飲まない」理由は人によって様々だが、健康目的か幸せ目的などポジティブな理由らしい。
お酒を飲んでも幸せな気分になれるしお酒を飲んでいる人同士のはらを割った話題も愉快だ。
だが、よほどお酒が強い人以外は、飲んだあとなにもできなくなる。
仕事や読書、映画鑑賞といった頭脳をつかうことはほぼ無理だ。
それが嫌だというのがソバーキュリアスのホンネだろう。

●若者のアルコール離れも進んでいる。
同時にソバーキュリアスも世代を超えて増えている。
飲料メーカーや飲食店の戦略にも影響を及ぼしているが、まずこの年末年始、何日かはソバーしてみませんか?