続・床屋の大将と懲りない社長
●「また金(きん)なの?」
昨日、今年の漢字が何度目かの「金」に決まり、ひねりの乏しさに
東京五輪が金メダルラッシュに沸いたこと
●もっとほかに世相を切り取る漢字がありそうに思う。
公募で決め
決め方を刷
●さて今日の本題は昨日のつづき。
床屋の大将が歩道上に置かれた
ひと月の休業を余儀なくされた
●私のオフィスから床屋までは徒歩3分と近い。
大将から「ひと月
ひと月の休業は長い。
待ちに待ったひと月後、行ってみると金属プレートが入った右肩を
●「大将、その三角コーンの社長に会ってこなきゃ。
ひと月分の営
だが大将は苦笑して「別にいいんですよ」と受け流す。
大将は骨折当日にコーンの社長に会ってきたらしい。
会ってビック
●「え!まじで?」と私。なんたる奇遇だろう。
コーンの社長にし
ところが会社の前のコーンにぶつかって怪我を
だが同時に人間性
「大将、あなたもアメリカ人じゃないんだからそんな事で訴えたり
●穏便に済ませたかった大将も社長の発言にカチンときた。
(この人、こんな人だったのか)と内心で失望しつつ警告した。
「怪我をしたのが僕だったからいいですよ、穏便に済ませようと思
●営業を再開してすぐにコーンの社長が髪を切りにきた。
「すまなんだね、これお詫びというか退院祝いで持ってきた」と菓
ひょっとして、まんじゅうの中に一万円紙幣が敷き
●髪を切り始めるとコーンの社長はいつもの様子で軽口を始めた。
●なんて無神経な人なんだろうと思う大将だが、髪を切るうちに考
「この人は70歳前後になるはずなのに、人の心がま
●「その後、コーンは撤去されましたか?」と大将。
するとコーン
「大丈夫だよ。”コーンにご注意ください” と機会音声で知らせているから。夜はライトアップして目立つようにしている」
(ダメだ、この社長は懲りない)
もうコーンのことを気にするのはバカバカしくなった。
こういう社
●エビせんべいは家族で分け合うつもりだったが、全員エビが苦手
結局大将ひとりで全部食べたところ、3年ぶりに痛風の発作
どこまでもコーンの社長は間が悪い。