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引っ越しブルー
●こんにちは、武沢です。
今日は短めにお届けしたい。
今日9月8日は何の日か。
まずタレントの松本人志さんの58歳の誕生日であり、昭和26年の今日、時の総理大臣吉田茂がサンフランシスコで対日講和条約と日米安全保障条約に調印した日である。
●さらに歴史をさかのぼれば1900年（明治33年）の今日、夏目漱石が留学生としてイギリスへ出発した日でもある。
この英国留学で夏目は英国人との体格の違い、外見の違い、自身の英語力の乏しさなどに負い目を抱くようになり、ついには重度の鬱になって引きこもりの生活を余儀なくされている。
●この引きこもり経験と自分の内面に向き合う時間が後の文豪・夏目漱石をつくったわけだから、人間なにが幸運でなにが不幸なのかは、分からないものだ。
●鬱といえば、「引っ越し鬱」とか「引っ越しブルー」という言葉があることを広島のEさんのメールで知った。
・・・
武沢さん、お久しぶりです。覚えてらっしゃいますか、広島のEです。
最近、夫が定年退職し、自宅で個人事務所を開業したことから思い切って中古住宅を買ってリノベーションすることにしました。
以前は古いアパートに住んでいたので、プランの最初のうちは夫も私もワクワクしていたのですが、計画が進むうちに疲労がたまり、ついに私も夫も軽い鬱状態になってしまったのです。
友人の医師に診てもらうまでは私も夫も気づきませんでした。
そのときはじめて「引っ越し鬱」とか「引っ越しブルー」という言葉を知りました。
「侍ブルー」ならかっこいいですけど「引っ越しブルー」は洒落になりませんよね。
武沢さんには無用のアドバイスと承知の上で、老婆心ながらメールしました。
・・・
●Eさん、ありがとう。
たしか引っ越しは誰にとっても不慣れな仕事だけに気分がハイになったり、不安になったりして普段よりも疲れやすいのは事実。
完璧な引っ越しをしようと勢い込みすぎて過度なストレスを抱えてしまっては本末転倒なので適度にガス抜きしながら引っ越し大作戦を楽しもうと思う。
貴重な体験談、ありがとうございました。
