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これも何かの縁、両方行く

今日のYouTube新作

■【会議中に電話&メール】崩壊したオンライン会議

社内会議をZoomに切り替える会社も増えています。
先日参加したA社のZoom会議には驚きました。
明らかにお互いが “内職”しているのがわかる会議だったのです。
Zoom中に分からない様にメールしたり電話したり、何でもありのZoom会議。
あなたもそんな会議にならないよう予防策を講じてください。

これも何かの縁、両方行く

●「古今亭志ん生」と、その息子「金原亭馬生」と「古今亭志ん朝」の親子三人の落語家が好きだ。
本当に親子?というくらいに三人とも個性・芸風が異なる。
せっせと音源を入手してスマホにため込み、彼らの落語を聞いているが、惜しむらくは三人とも故人なので入手できる音源には限りがある。

●その結果、他の落語家に触手を伸ばすことになる。
彼ら三人の次に好きなのが人間国宝の小三治(柳家)と米朝(桂)
さすが人間国宝の芸だと感心する。
もう少し長生きしていたら志ん生や志ん朝だってもらえたはずだし、圓生(三遊亭)や文楽(桂)だってもらえたはずだ。
彼らにかかれば同じネタを何度聞いても聴き入ってしまい、ニヤニヤさせられる。

●そうした名人たちの落語をAmazonで買うわけだが、もしAmazonMusicやAppleMusicにこれらの落語家のネタがあがっていたらどれだけファンが増えるだろうか。
どうしてAmazonとAppleがそれに気づいてくれないのか不思議だが、近い将来そうなることを期待し、今はせっせとAmazonでCDを買ってスマホに落としている。

●落語家で初めて人間国宝になった小さん(柳家)や、落語に革命を起こしたと評判の談志(立川)もなかなかよい。
特に談志の落語論や落語家評などは秀逸なのだが、なぜか彼らの落語が好きにはなれない。
こればかりは好みだからしようがない。

●現役世代の落語家では志の輔(立川)と談春(立川)が良い。
特に志の輔は古典をやらせても創作落語をやらせても外れがない。
たとえば「みどりの窓口」「踊るファックス」などは志の輔自身がネタをつくったそうだが、実によくできている。

●古典落語のなかにはとても笑えないネタもある。
「死神」「帯久」「へっつい幽霊」などは楽しいネタではないし、笑いの場面もほとんどない。
真剣に真顔で洒落にならないことをやっている人間たちのバカさ加減があとから笑えるが、落語の最中は笑えない。
そうしたネタも平然と最後まで聞かせる技量は志の輔の真骨頂といえる。
なんといっても志の輔は滑舌がよく、声量もあるので聞き取りやすい。

●とまあ、志の輔をかなり持ち上げたわけだが、そんな彼にも欠点がある。
かなり致命的な欠点かもしれない。
それはチケットが取れないということ。
いつも発売初日に売り切れてしまうのだ。
「聞きたい」と思ってチケット検索したときにはすべて売り切れ。
そんな状態がここ数年続いており、まだ一度もライブの機会がつくれていない。

●だが・・・。縁とは妙なものだ。

今月上旬、何気なくネット検索したところ志の輔独演会のチケットが翌週からネット予約開始とあった。
開催日はこの秋、9月。会場は複数あったが、スケジュールが自由になるのは東北と関西での独演会だった。

●倍率は相当高いはずだが、ダメ元で申し込んでみた。
予約開始の時間はサーバーにつながらない。どちらかでも当たってくれと、東北と関西の両方に申し込んだところ、なんと両方とも当たってしまい面食らった。
転売するのもはばかられるので腹を決めた。「両方行く」と。

●したがって9月は第一週に仙台で、第二週は大阪で志の輔を聞く
スタッフにそれを話したら、案の定、眉をひそめていた。
申し訳ないので休日出勤して穴埋めするつもりだ。

それにしても縁がなかった志の輔を二週続けてライブで聞くことになろうとは、縁とは妙なものである。
妙ついでに、ネタまでそっくり被るようなことだけは避けてもらいたいものだ。