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明日をも知れぬ会社とはこんな会社

今日のYouTube新作

■必見!レイ・カーツワイル博士の「DX未来年表」

シンギュラリティ(AIなどの人工知能が人間より賢くなること)の提唱者の一人、レイ・カーツワイル博士が1999年に予測した未来年表は86%の的中率を誇りました。
そして新たに2013年に予測した2038年までの未来
年表はすでにかなり的中しているのです。
あなたもチェックしてみてください。

明日をも知れぬ会社とはこんな会社

●コンサルタントになりたての1994年、40歳のころ関西のセミナーに招かれた私はこんな事を訴えた。
「これから世の中は大きく変わります。こんな時こそ経営計画書を毎年つくって目標を社員と共有することと、業績を伸ばしていくための事業づくりや営業力強化が中小企業の重点課題です」

●27年経ったいまでも、訴えるメッセージは変わっていない。
変わってきたことがあるとすれば、セミナー参加者の反応である。
27年前は私が若造で駆けだしのコンサルタントだったせいもあるが、反応は冷ややかなものだった。
懇親会の席である部品メーカーの社長がこんなことを私に言ったものだ。

「武沢はん、うちの業界は安定してますんで目標も新事業も要りませんわー。きっちり仕事をこなしていればそれでええんです。それより今日は儲かる話を聞きにきたんやけど、違うてましたな」

●私としては最高に儲かる話をしたつもりなのに、この社長には届かなかったようで無念だった。
帰りの新幹線の苦々しいコーヒーの味が忘れられない。

●あれから27年。
日本中どこをさがしても安定している業界はない。
「きっちり仕事をこなしていればそれでいい」と言い切れる業界などひとつもない。
どの業界のどの企業も懸命で生存と成長を賭けて血まなこだ。

●昔は良かった、という話ではない。
昔、良かったように見えるだけでそれはつかの間の安逸をむさぼることができただけのこと。
本来事業に「安定」などありえないのである。

●かつてのNECの会長・小林宏治氏がこんな謎めいた言葉を残している。
「安定な企業は不安定で、不安定な企業は安定である」

これは至言だ。
私なりにこう解釈する。

●「安定している」と経営者が思い込んでいる企業は不安定である
「うちの会社は不安定である」と経営者が思い込んでいる企業は、たえず手を打ち続けるので結果的に安定する。

●時々、社長は不安定だと思っているのにその思いが伝わらず、社員の方が「うちは安定している」と思い込んでいる会社がある。

それは明日をも知れぬ会社なのである。
社員が悪いのではない。
をこまねいている社長の怠慢である。