崩壊したZoom会議
●社内会議をZoomに切り替える会社が多い。
私も幾つかの会社のZoom役員会や、Zoom営業会議、Zoo
●明らかにお互いが “内職” しているのがわかる会議だったのだ。
会議の参加者は約30名。
ある幹部が今、部門として抱えている問
それをうけて進行役が「社長はいかが思われますか?」
●先ほどまでオンだった社長のビデオがいつのまにかオフになって
一瞬困った表情になった進行役だが、すぐに社長のビデオがオ
結局、幹部の発表は社長の耳に届かなかった。
●10分後、今度は社長が話をした。
自分の考えを述べたあと社長
Zoomの画面で
だが、そう見えただけだった。
●突如指名されて、「あっ・・・」と言ったまま絶句してしまった
「なんだい、聞いてなかったの?」と社長。
「まことに申し訳ありません。クライアントから急ぎの問い合わせ
何のことはない、本部長は会議中にメールチェックしていたのであ
●とどめは専務だった。
この会議の責任者は専務で、最後は専務のクロージングスピーチで
進行役が専務にスピーチを求めたところ、専務までもが電話
「しまった!」という顔をしながら両手をクロスさせ「スピーチな
結局、そのまま締まりのない終わり方になっ
●「社長、今日の会議はみんなやっちゃいましたね。こんな締まり
●その日の夜届いた社長のレスはこんな内容だった。
「そもそも私(社長)は個人的にZoomが苦手で、パソコン画面
●Zoomの最中にメールや電話ができてしまうのは事実だ。
本格
上手にやれば一対一のZoom面談でも相手に気
そこにZoom会議の危険性がある。
Zoom内職は
役員が手本を示す必要がある。
●Zoomで30人は多い。
セミナーならまだしもコミュニケーションを深める目的であれば、
Zoom会議のあり方を再考すべき会社は多いはずだ。