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宇宙旅行のオークション、あと二日です

今日のYouTube新作

■「ミュンヘン・札幌・ミルウォーキー」、そんなビールの常識を変えよう

私は長年信じ込まされていました。
ビールは「ミュンヘン・札幌・ミルウォーキー」だと。
これはサッポロビールが1950年代の広告で世界三大ビール産地をアピールし、札幌と一緒に「サッポロ」のブランドを売り込んだもの。
いずれも北緯45度ライン近くにあり、ビールの原料「ホップ」の生産に適しているのが共通点だというのですが、調べてみたらビックリでした。

宇宙旅行のオークション、あと二日です

●どなたか350万ドル(3億8千5百万円)出せませんか?

アマゾンの創業者・ジェフベゾス(57)が経営する宇宙開発会社ブルー・オリジンは7月20日、人類初の商業宇宙旅行を行う。
6人の乗客のなかにジェフと彼の弟、それにジェフの友人たちが乗るが、一席だけオークションにかけられている。

●ブルー・オリジンの宇宙船「ニューシェパード」による観光飛行は、宇宙空間と大気圏の境界線として知られているカルマン・ライン(高度約100キロ)まで乗客を運ぶサブオービタル(準軌道)飛行というもの。
宇宙船には一度に6人を乗せることができ、座席は全員が窓から外を見られる配置となっている。
乗客は約10分間の無重力状態を過ごした後、地上に戻ってくる。

●非公開入札には136カ国から5200人が参加した。
ブルー・オリジンのサイトでは今もオークション情報を公開し、現時点の最高額を表示している。
本日現在で350万ドル、日本円で3億8500万円。
オークションは明後日の6月10日まで続けられ、6月12日に最終のライブ・オンラインオークションで落札者が発表される予定。

●考えてみれば、ジェフと一緒に宇宙への冒険旅行の旅に出る金額が4億円なんて安いもの。
これを機会にお近づきになりたい人も多いはず。
誰でもオークションに参加できるので、希望者は是非ポチってみよう。
あいにく私はZoomセミナーの予定があり、今回の宇宙旅行は見送ることにした。

★ブルーオリジン→ https://www.blueorigin.com/

●「宇宙旅行は子どもの頃からの夢。弟や友人と一緒に大冒険に出かける」という声明を発したベゾス。
今回の宇宙フライトの二週間前にあたる7月5日はアマゾンの創業記念日。
この日をもって会長職に退き、後任者にCEOを譲ることになっているベゾス。
売上高41兆円、時価総額180兆円の会社の創業者自らが宇宙に旅立つとはアメリカらしい大冒険である。

●今回の入札で得た旅行代金はブルー・オリジンの懐に入るわけではない。
子どものSTEM教育促進に取り組んでいる非営利組織Club for theFutureに寄付される。
6席中5席は身内同然だとしても、1席は誰だってお金を出せば参加できる一般参加。
そのあたりに、自社の打ち上げシステムに対する極めて高い自信がうかがえる。

●飛行機に対してもリスクを感じる私としては、いくら安全性を検証してきたとはいえ、最初の宇宙飛行にトップ自ら名乗り出ることに不安を感じている。
それはAmazonという会社に投資しているからだと思う。
彼の挑戦に拍手を送りたい気分と、「何も一回目じゃなくてもいいのでは・・・」という気持ちが入り交じっているわけだ。

●この有人宇宙旅行を成功させ、このあと続々と一般人が宇宙に行ける時代をつくる。
その先駆けとなるこのツアーが成功すれば、株式市場も彼の挑戦を祝福するだろう。
もし万一のことが起きたとき、市場はアマゾン社の将来を悲観することになるだろう。
究極のハイリスク・ハイリターンといえる。Amazon株を半分手放しておきたい気持ちにもなる。

●だが、そんな姑息なことを私はしない。
人類の進歩はすべて冒険家たちが切り開いてきた。
トップ自ら宇宙へ旅立つ様な企業に投資していることを誇りにしよう。
投資家にも冒険精神がなければならないと自分に言い聞かせている。
ベゾスとブルー・オリジンだけでなく、たくさんの冒険家が宇宙に挑戦している。
これからも推移を見守っていきたい。