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諸君、狂いたまえ

投稿日:2021年6月10日 更新日:

諸君、狂いたまえ

●文中、敬称略

「思想を維持する精神は狂気でなければならない」
「人と違っていることを恐れてはならない」
「諸君、狂いたまえ」
これらは皆、吉田松陰の言葉だ。

●20年ほど前のこと、日曜日の報道番組に自民党の加藤紘一と野中広務が出演した。
いわゆる【加藤の乱】のときである。
司会の田原総一郎が両氏に質問した。

「あなたがやっている事は自民党のためか?それとも日本のためか?」

両氏はともに「日本のためだ!」と即答した。

●さらに司会者は加藤に向かって「あなたは日本のために死ねるか?」と聞いた。
そのとき加藤は一瞬間をおいて「死ねますよ・・・、でもちょっとキザかな」と答えた。

その瞬間、氏の政治生命が終わった。
少なくとも私にはそうみえた

●好きな政治家だっただけに、ここは「日本のために死ぬ気でやる」と言い切って欲しかったし、そうすべきだった。
歌舞伎でいうなら大見得を切るタイミングで「ちょっとキザかな」と自ら茶化してしまったわけだ。
その弱さが「総理に最も近い男」といわれながらなれずに終わった理由だと思う。

この騒動の13年後に氏は政界を引退し、その3年後に亡くなった

●勝負すべき時には命がけで勝負すべきである。

京セラの創業者・稲盛和夫は本のなかでこんなことを書いている。

・・・
事業部の三ヶ年計画を「マスタープラン」と呼んでいるが、「こうありたい」という願望が結晶化したものである。
その目標を達成していくためには、どんな困難が立ちはだかろうとも「絶対に目標を達成する」という強い意志と使命感が必要になる。
どうすれば経営目標が達成できるか四六時中考えていると、その願望はやがて潜在意識にまで透徹する。
それがメンバーを巻き込み、達成にいたる原動力になるのです。
・・・

●稲盛が言う「どんな困難が立ちはだかろうとも絶対に目標を達成する」という強い意志と使命感が加藤にはなかった。
少なくともこの【加藤の乱】の時にはなかった。

●強い意志と使命感はどこから生まれるか。
そうしたものは、自然に内からわき起こってくるものではない。
盛の場合は三カ年のマスタープランだった。
最初はこんな計画が実現できたらいいな、という願望だったものが毎日毎日繰り返し見つづけることで「やがて計画が潜在意識に透徹し、メンバーを巻き込む原動力になった」わけだ。

●稲盛の「マスタープラン」に相当するあなたの目標や計画とは何か。
まずそれをつくること。
次に潜在意識に透徹するまでそれを見つづけること。
そうすることで、命がけで勝負すべきときに「キザかな」と照れなくて済む。

「諸君、狂いたまえ」

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