諸君、狂いたまえ
●文中、敬称略
「思想を維持する精神は狂気でなければならない」
「人と違っていることを恐れてはならない」
「諸君、狂いたまえ」
これらは皆、吉田松陰の言葉だ。
●20年ほど前のこと、日曜日の報道番組に自民党の加藤紘一と野
いわゆる【加藤の乱】のときである。
司会の田原総一郎が両氏に質問した。
「あなたがやっている事は自民党のためか?それとも日本のためか
両氏はともに「日本のためだ!」と即答した。
●さらに司会者は加藤に向かって「あなたは日本のために死ねるか
そのとき加藤は一瞬間をおいて「死ねますよ・・・、でもちょっと
その瞬間、氏の政治生命が終わった。
少なくとも私にはそうみえた
●好きな政治家だっただけに、ここは「日本のために死ぬ気でやる
歌舞伎でいうなら大見得を切るタイミングで「ちょっとキザかな」
その弱さが「総理に最も近い男」と
この騒動の13年後に氏は政界を引退し、その3年後に亡くなった
●勝負すべき時には命がけで勝負すべきである。
京セラの創業者・稲盛和夫は本のなかでこんなことを書いている。
・・・
事業部の三ヶ年計画を「マスタープラン」と呼んでいるが、「こう
その目標を達成して
どうすれば経営目標が
それがメンバーを巻き込み、達成にいたる原動力になる
・・・
●稲盛が言う「どんな困難が立ちはだかろうとも絶対に目標を達成
少なくともこの【加藤の乱】の時にはなかった。
●強い意志と使命感はどこから生まれるか。
そうしたものは、自然に内からわき起こってくるものではない。
稲
最初はこんな計画が実現
●稲盛の「マスタープラン」に相当するあなたの目標や計画とは何
まずそれをつくること。
次に潜在意識に透徹するまでそれを見つづ
そうすることで、命がけで勝負すべきときに「キザかな」と照れな
「諸君、狂いたまえ」