アメリカの自殺事情
●友人のSがラスベガスに会社を作ったとき、先輩の日本人社長か
「ラスベガスで失敗する人間の大半は資金繰りに困ってカジノに手
●「分かりました。そうします」
威勢良くそう返事したものの、Sはカジノをやめるつもりはなかっ
カジノホテルは彼のクライアントであり、日常的に仕事でカジノに
ちょっとした待ち時間、空き時間はつきもの。
そのとき
それ
●ただ、先輩が言うようにベガスから撤退する経営者の多くがカジ
そこでSはデポジットを取
カジノ用のプリペイドカードをつくり、そこに1万ドル入金した。
そのようにして大金をスッてしまわない
●あれから30年経った。
Sにとってカジノはやはり相性が良いようだ。
デポジットを使い切
それどころか、複数の新会社を起ち上げたが
博才が
●かつてラスベガスは全米で一番自殺率が多い州だった。
しかも何
Sとはちがって大部分の人は博才がない。
大
ラスベガスがあるネバダ州としても汚名返上をめざし、行政も業界
その結果ランキングは10位に下がってきた。
●ただここに来てアメリカは新たな自殺問題を抱えている。
それが、若年層の自殺急増である。
アメリカでは事故死(交通事故や薬物事故)に次いで多いのが自殺
ポジティブシンキングの国だから自殺者
●人口10万人あたりの自殺者の数は13.7人。世界で34番目
日本はその上をいく14.3人で世界30位。
アメリカの方が低いではない
とくに10歳から24歳の青年層の自殺率が56%も上昇し
●巨額の教育ローンに苦しむ若者とその親たち。
これも米国が分断
バイデン政権もこの問題を重要視し、1万ドル