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視点を海外にも向けて考える

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■2021初夏 注目のアメリカ・中国企業はこの60社

前回発売した”経済の旬を学ぶレポート”「最新ビジネストレンド」の購入者の皆様より多くのご要望があった『米中版4K企業レポート』を発行・発売します。
高成長・高収益・好財務・好待遇の4条件を満たす4K企業を知れば経済の旬がわかるのです。

視点を海外にも向けて考える

●今日は予定を変えて米国企業と中国企業の話をしたい。
まず日本には300万の会社があり、4,000社の上場企業がある。
米国には約420万の会社があり4,000社が上場している。
談ながら1996年のピーク時には約7,500社あった米国の上場企業だが、2017年には約3,500社と半減した。
資金調達の方法が多様化し、上場するメリットよりデメリットの方が多いと考える企業が増えたからだ。
だが今は再び増加傾向にあるアメリカ。

●一方中国には2,200万社の会社がある。
これは2017年のデータでそれより新しい情報をお持ちの方は教えていただきたい。
そのうち中国の上場企業は4,100社あるから上場率に関しては日米より狭き門といえる。

●日米中三国を合計すると約12,000の上場企業があるが、そのうち、日本に居ながら投資することができるのは何と10,000社。
ほとんどの会社が投資対象というありがたい状況なのだ。
こんな恵まれた環境が整ったのはこの数年のことである。
テクノロジーのおかげといえる。

●日本企業か外国企業か甲乙つけがたい場合は迷わず日本企業に投資しようと私は思う。
日本人だし、がんばれニッポンという気分をもっているから当然のことだ。
だが、銘柄選びをするにあたっては、世界中の上場企業の中からベストと思われるものにする。
その段階では国籍は不問だ。

●過去20年の日米中の株価上昇を調べると米国は2.9倍、中国は4.7倍になっているが、日本は1.47倍とかなり見劣りする。
米中以外でも、台湾、韓国、インドなどの国々で史上最高値を更新しているが、日本は32年前の最高値にいまだ及ばない。
そうした現状をみれば、日本株しか投資対象にしないと決めつけるのは得策ではない。

●理想をいえば世界中でベストと思える企業に投資をしたいが、情報収集が比較的容易であるという観点では日米中の三国だろう。
ASEANやインドにも投資したいが、入手できる企業情報が限られている。
中国には政治リスクがあるし、米中双方には冷戦リスクがあるとはいうものの、それらを差し引いても魅力的な投資対象がたくさんある

●そこで今回私は「米中4K企業レポート」を発行することにした
高成長、高収益、好財務、好待遇の4条件を満たす会社を4K企業と呼び、日本版の4K企業レポートは毎季発行している。
だが、米中の4K企業レポートを作ったのは今回が初である。(自分用には何度か作ってきたが)

●データは「米国会社四季報」(東洋経済新報社)と「中国株四半期速報」(亜州リサーチ)を元にした。
ともに今月発売されたばかりのホカホカのデータだ。
「米国株四季報」には700社超のデータがあり、「中国株四半期速報」には450社のデータがある。
あわせると1,150社になるが、今回4K企業リストに載ったのはわずか60社。

それらの企業リストをレポートで公開している。
さらにこんなトピックスもお届けしている。

・アメリカのオンライン教育はこの会社
・在宅フィットネスで上場した途端のコロナ禍で大ブレイク
・好調、米国住宅業界のなかのテクノロジー企業
・苦しいコカコーラと好調なペプシコ、そのワケは?
・中国のゲーム実況会社が米国上場
・コカコーラが苦戦してペプシコが好調な理由
・65年間も増配を続けているのはどんな会社?
・セメント、建機、白酒・・・中国ならではの4K企業
・気になる中国物流事情、宅配事情
・百度(バイドゥ)は検索会社とはいえなくなる
・政府に睨まれたアリババの経営状態は?

★「2021初夏 米中4K企業レポート」

 パワーポイントを元に武沢が音声解説している動画(41分)
 パワーポイントのPDFと4K企業リスト(Excel)
 動画はVimeoにアップしました。
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