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実家の書店で見た彼女

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実家の書店で見た彼女

●一昨日のつづき。

東京ディズニーランドのアルバイト面接で合格した
Kさんはメキメキと頭角を表し、ついにある年のMVP社員に選ばれた。
2万人の中のナンバーワンだから快挙といえる。
そんなKさんも、最初のころはかけ持ちアルバイトをしていた。もうひとつのアルバイト先は近所のガソリンスタンドである。
「人間って正直ですよね」と笑うKさんだが、自分でも分かるほどに働くときの気持ちや態度がゴロッと変わってしまうというのだ。

●私はKさんの話を聞いてある女性のことを思い出した。
会社の近くのマクドナルドで働くやり手スタッフのことである。
齢はおそらく25歳前後で役職は分からない。いつ見かけてもテキパキとして笑顔も爽やか。
こんな人と一緒に仕事をしたいと思わせる人である。

●だが、ある日のこと。私は仕事を終えて帰宅した。
帰宅早々に『会社四季報』を買いそびれていたことに気づき、もう一度外出して近所の書店に行った。
家族経営の小さな書店で、かなり遅くまで営業しているので時々利用していた。

●店に行くとシャッターが半分降りていた。
私はそれをくぐり抜け、店内に向かって「会社四季報ありますか?」と声をだした。
いつもの店主があらわれると思っていたら、「はい」と奥から若い女性の声がした。
「すいません、一冊だけ買いたいのですが」と懇願する私が顔をあげて驚いた。
その女性はマクドナルドのテキパキ女性だった。

●思わず「あ、マクドナルドの・・・」と言いかけたが、言葉を飲み込んだ。
なぜなら態度と表情、声はまったく別人だったからだ。
「業者さんのために(シャッターを)あけてあるんです」
「四季報を買いたいのですが」
「(一瞬ためらって)それだけでいいですね?」
「はい、ほかはいいです」

会社四季報が入った袋を自転車のカゴにいれ、私はつぶやいた。
(別人だよな、きっと。見なきゃよかった。アンラッキーかも)

●今後マクドナルドで彼女を見つけたとき顔を直視できるかどうか不安だった。
いままで見てきた笑顔と仕草はぜんぶ営業上のつくりものだったのか。

●だけど自転車をこぎながら考えを切り替えた。
実家(本屋)で見た彼女も、マクドナルドで見た彼女もどっちも本物。
どちらでいる時間が長いかの違いだし、どちらの彼女が優勢になるかはこれからの彼女が人生で決めることだと。
やる気が感じられない彼女を見たことはアンラッキーなのではなく、むしろラッキーだったかもしれない、と。

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