続続続・これって不当解雇なの?
●4回にわたってお届けしてきた不良社員の解雇問題。
今回のケー
最初の問題は、一年間も “無断欠勤” した社員を解雇することは不当か正当か、ということ。
これは文句なく正当である。
慣例としては
ただ、万全を期すためにはそのむね就業規則に明記したほうがよい
●一時、「モンスター社員」という言葉が流行った。
「労基署に行
無断欠勤して労働提供すらしな
「今から一緒に労基署にいきましょう。状況次第では会社があなた
●ふたつめの問題は、その社員が「ブラック」だと指摘する事実が
もし社員の好意に甘えてきた歴史があるのなら、
平成を過ぎ、令
経営者側の時代錯誤もこれまた許されるべきものではない。
●「武沢さん、うちのような中小零細企業が法律どおりの労務体制
20年前なら「たしかにそうですね」と私も一緒に笑っていた。
だが10年前にもそんな経営者がいたので、「社長、なに笑ってる
それでも
●もし令和になった今でも同様の考えをもっている社長がいるとし
時間の問題で倒産または廃業することになる。
法律違反のうえで捻出する利益には価値がない。
法律違反しなけれ
●経営者は「労基署」「立ち入り調査」(臨検、監督などとも言う
積極的に指導を受けよう。
労基署は社員の味方であって、企業にとっては嫌な相手だと誤解し
だが、あくまで法の番人である。
正しいものの味方
●往々にして弱い立場になりがちな社員が駆け込むことが多いので
企業に正義があり、社員側に
だから必要以上におそれる相手で
●社員が安心できる労務環境をつくり、腕のいい社会保険労務士を
●最後に私は「顧問弁護士をクビにすべきです」と相談者に申し上
金額はお聞きしていないが、幾ばくかの月額顧問料を払ってい
その割には、「戦うのはやめましょう」「必ず勝てるとは
一緒に戦
この弁護士には顧問先を守るという意識が欠如している。
弁護士と
その程度の助言なら
いったいなんのための「顧問」なのかとクビをかしげる。
●この稿、以上。たくさんのご意見、ありがとうございました。
「黒くぬれ!」はローリングストーンズのヒット曲で私もよく聞い
ただピュアホワイト(純白)もまた危険だ。
あすはピュアホワイト