ウィークリー雑感

ウィークリー雑感

トレみえ

売れる製品(サービス)づくりがうまい会社と下手な会社があります。つまり、顧客がほしがるものを提供できるかどうかの違いがあるということです。そのためには、顧客のことを良く知ることが大切になります。
あなたの会社の製品・サービスは何の情報をもとに、製造されたり販売されたりしていますか?

顧客を知るために有効な方法の一つが「アンケート調査」です。

店頭で顧客の動向を見ても、自店の分は見ることが出来ますが、社会全体の「欲求」や「意識」の本当の流れを見ることは出来ません。

今回紹介する『トレみえ』では、毎日1200名を超える回答を得るアンケート調査を行い、それぞれの調査内容について議論が交わせるようにそれぞれ掲示板を準備し、一覧で閲覧できるようになっています。様々な業界の人との交流もできるようになっています。
アンケート結果から何が見えるか議論していくなかで、きっとあなたの業界で役立つマーケット心理が見えてくるはず。アンケートの生データもダウンロードでき、自分なりに様々な分析も可能。

この「トレみえ」は月会費制で、アンケート結果だけが見えるエコノミークラスと、交流・コミュニケーション・アンケート調査無料依頼が付いたビジネスクラスが用意されており、利用料金は以下のようになっています。

ビジネスクラス : 3000円/月
エコノミークラス: 1000円/月
アフィリエイトプログラム利用で、月会費がある程度節約できます。あなたも「トレみえ」会員になって『売れる』ノウハウを吸収しませんか?
http://www.tre-mie.com/index.php3?afid=RAYL6363

洛北社中(森田社長の投稿文)「ロイヤルカスタマー化への勧め」

京都の「株式会社 洛北社中」さん(森田社長)は、流通サービス業に特化したシステム開発と販促プロモーションを事業にしておられます。そうした経験と知恵をもとに、「がんばれ社長!」の読者の皆様に『ロイヤルカスタマー』に関する原稿を送っていただきました。

・・・以下、投稿文

「がんばれ社長!」でもたびたび書かれておりましたが、顧客の「ロイヤルカスタマー化」を図る事はビジネスの現状において重要である事は明白です。既にアメリカでは数年前から積極的に取り組まれている課題です。

「2割の顧客で全体の8割の売上げをあげている」
「2割の製品で全体の8割の売上げをあげている」

業界によって程度の差はあれ、この事実は世界共通です。しかし本当にこの事実を認識しておられる経営者の方がどの程度あるのでしょうか?
弊社がサービスを提供させていただいてる会社には外食店もあるわけですが、どこも新規顧客の開拓ばかりを求めておられます。しかし立地条件が重要なポイントを占める外食産業では、一部の繁華街を除いて、限定された地域からの顧客しか望めません。にも拘らずせっせと利益を圧縮するような方法(大幅な割引など)で新規顧客獲得を狙っておられるわけです。
現在の日本のデフレ状態において新規顧客を開拓するのがどれほど難しいかは皆様よくよくご存知の事と思います。しかし外食産業に関してはつい安直に考えてしまう方が多いようです。

つまりせっせと売上の2割を負担してくださっているお客様を優遇することで、8割の売上に貢献してくださっているお客様を失っていっている事に気づいていないのです。

既にお店に何度も来られているお客様は、そのお店に何かしらのメリットを感じておられる事はまず間違いありません。そのお客様の感じているメリットをさらに追及すれば、確実にロイヤルカスタマー化する事は高い確率で期待できるはずです。
にもかかわらず、何故定着していただけるかどうかも分からない新規の顧客にばかり期待を寄せるのでしょうか?

仮に極端な例で考えてみます。ロイヤルカスタマーである上位顧客の比率を仮に20%から40%に出来たとします。しかしその為に残りの顧客を全て切り捨てたとします。単純に客数は60%DOWNになりますが売上は60%UPになっている事に気がつくはずですね。
もちろん実際にはこれほど極端な例は稀ですが、既に西武デパートや大手スーパーなどでは、先のお中元商戦に際してこれまでの購入履歴に基づいてマイレージポイントを付加するサービスを始めております。

クラブオンメンバーシステム http://www.seibu.co.jp/index2.html

これはロイヤルカスタマーの更なる優遇化によって自店での購買頻度をさらに高めようと言う考えです。
一日に何千人と言う不特定多数のお客様に来店いただくこの業種であっても既に顧客の利用頻度による差別化を目的としたサービスは始まっているのです。なのに何故客数から言えば遥かに少ない外食店は従来型の新規顧客獲得にこだわっているのでしょうか?

答えは簡単ですね(来週の土曜日に続く)

・・以上、投稿文でした。