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いつもの床屋で

今日のYouTube動画

■すごい人はすごい人がすぐ分かる『藤田田物語』

ソフトバンクの孫正義 藤田田に会いにいく。
アメリカ留学から一時帰国していた孫正義青年は『ユダヤの商法』を書いた藤田田に心酔していた。
度も藤田のオフィスに電話し「会いたい」と訴えるが門前払いをくわされる。
ついに意を決して飛行機に乗った。
羽田空港に着いてから秘書に電話し、こう告げている。
「私は藤田さんの本を読んで感激しました。ぜひ一度お目にかかりたい」
・・・『成功はゴミ箱の中に レイクロック自伝』より・・・
続きは動画で

いつもの床屋で

●床屋に行くのをやめれば33兆円貯まると昨日書いた。
今朝、床屋に行ったわけだが、その話をすべきかどうかためらった。
大将の機嫌を確認しつつ思い切って話してみたところ、「それはすごい!33兆ですか、他のお客さんに教えてもいいですか?」と大将は興奮気味。

●そしてこんな疑問を口にした。
「ということはですよ、武沢さん。床屋代を投資に回せば富豪になれるということは、商売の内容や業績や収入なんていうのはまったく関係ないということですよね」

「大将、するどい!資産形成に関していえば、仕事や年収は関係ないことになる。
毎月1万円くらいの投資を長期でやれるのであれば、職業はなんでもいい」
「ホームレスでもいいんですか?」と大将が笑う。
「そういうことになる」(いたって真面目な私)
「それはいい。ちょうど子どもが就活中でピリピリしてるので、ナーバスにならなくていいよと言ってやりますよ」

●大将は以前、株をやっていたらしく当然の疑問をもらした。
「投資で30%のリターンって大変じゃないですか?」
趣味と実益をかねて株主優待制度が充実している株を買っていたらしい。
飲食店や小売店の株だが、年間でみたら収支トントンが精一杯だったそうだ。
「株主優待狙いじゃ資産はできませんね」と大将。

●投資することからどんな結果を出したいかは人それぞれ。
大将のように株主優待を楽しみにする投資家もいる。
ふるさと納税みたいなもので、景品やプレゼント、優待価格などで幸せを感じる人がいるのだ。
また、安定した配当を期待する人もいるし、私のように配当はどちらでもいいから株価上昇を期待する人もいる。
当然、投資スタンスに応じて投資先は異なってくるものだ。

●業界のことや企業のことを調べもせずに思惑や直感だけで売買するとコンスタントに利益は出せない。
徹底的に調べる必要がある。
の業界や企業のことはもちろん、経営者のことや店舗、カスタマーサービス、現場、競合環境、将来性など、調べられる範囲のことはすべて調べあげる。
いろんなことが分かればわかるほど投資の精度は高まるのだ。

●「武沢さんはどんな株を買ってるんですか。相乗りするつもりはないですけど、ちょっと教えてくださいよ」

個別の銘柄は言わなかったが、「基本的には業界屈指のプラットフォーマーで、高成長企業に長期保有するのが一番安定してるね」と申し上げた。
大将は首をかしげながら「それってアマゾンですか?」と聞く。
「そういったところだよ」と答えておいた。

●売った、買ったを何度も繰りかえしていたらいつか大損し、利益がすべて吹っ飛んでしまう。
株価が下がったら「また買える」と買い増しできることを喜べるような投資先を見つけられたら鬼に金棒だ。

●株の話題に飽きたのか、大将は言った。

「ところで安倍さん、また辞めちゃいましたね。敵前逃亡みたいだけど、ああいうのってクセなんですかね。どう思います?安倍さんの辞め方」

リーダーの出処進退について、私も持論がある。
だが紙面の都合でその話題は明日にしたい。