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山頂で○○を売る女

山頂で○○を売る女

●10年前、ジョギングの最中に右膝を痛め、かばって歩いているうちに左膝も痛めてしまって通院生活を始めました。
日常生活に支障はありませんが、走ったり長時間歩いたりすることはできません。
大好きだった山登りからも遠ざかったままです。

●20年ほど前のことです。一人で日帰り練習登山に行きました。
鎌ヶ岳から御在所岳を縦走する私にとっては初めてのコースでした
お天気もよく買ったばかりのトレッキングポールを手にして気分良く山登りを始めたのでした。
ところが・・・。

●登山を始めて30分もしないうちに異変を感じました。
異様にノドが乾くのです。
水ばかり飲んでいます。
もう水場はないと分かっているのですが1リットルの水筒の水がみるみるなくなり、三合目あたりにあった川場で水を補給する羽目になりました。

●鎌ヶ岳山頂にきっと小屋があって水を売ってくれる。
いや、山頂まで行かなくても売店か自販機のひとつくらい必ずある。
そう信じて登り続けましたが期待は裏切られ、行き交う人すらいない始末。
睡魔に襲われ、木陰に腰かけて仮眠することにしました。

●「ガンバ!」
たまたま通りかかったカップルの登山家。
女性が声をかけてくれて私は目がさめました。
時計をみたら30分ほど経っていました。
多少身体が軽くなり、歩く元気がでました。
依然、口はカラカラです。

●山頂まであとわずか、というところでクマザサが生い茂る広大な広場が出現しました。
かきわけかきわけ歩くわけですが、ポールがひっかかりうまく進みません。
「スマン!」と言ってポールを投げ捨てました。

●必死の思いで山頂にたどり着きました。小屋は?自販機は?
探すまでもありませんでした。
そこはワンルームマンション程度の広さしかなく、殺風景な場所でした。
おそらく360度の大パノラマが見えていたはずですが、景色の記憶は一切ありません。

●運も尽きたか。
そう思ったとき、山頂の端っこでしゃがんでいた二人の登山家がプシュという音をたてて缶ビールを飲み始めました。
脱水症状で一滴の水にも飢えている私です。
その缶ビールが1万円と言われても喜んでお支払いしたことでしょう。
彼らは「山ではそうしたことはお互いさまですから」とビールをタダで分けてくれたのです。
本当は水筒の水を分けて欲しかったのですが、そこまでは厚かましくありませんでした。

●その後のことは今日のYouTubeで話しています。
痛めてしまった膝ですが、本格登山はムリでも、それめいた事ならまだ出来ると思っています。
山では日常と違ったことが起きています。

今日のYouTube動画

原価ゼロの水を打って財閥が出来たように、山頂で○○を売る女

浅野総一郎は原価ゼロの水を江戸っ子たちに一杯二銭(400円)で売ってお金を儲け、それをタネ銭にして事業を拡大し財閥をつくりました。(今の芙蓉グループ)
原価や安くてもTPOを押さえれば通常の何倍もの値段で売れるのです。
ある女性起業家は山頂で○○を売っています。