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実話:「放蕩息子」の社長版

実話:「放蕩息子」の社長版

●聖書・ルカの福音書でイエスが語った「放蕩息子」の例え話はこんな内容である。

●ある人に息子が二人いた。
弟の方が父親に、『お父さん、わたしが頂くことになっている財産の分け前をください』と言った。
それで、父親は財産を二人に分けてやった。
何日もたたないうちに、下の息子は全部を金に換えて、遠い国に旅立ち、そこで放蕩の限りを尽くして、財産を無駄使いしてしまった。
何もかも使い果たしたとき、その地方にひどい飢饉が起こって、彼は食べるにも困り始めた。

●それで、その地方に住むある人のところに身を寄せたところ、その人は彼を畑にやって豚の世話をさせた。
彼は豚の食べるいなご豆を食べてでも腹を満たしたかったが、食べ物をくれる人はだれもいなかった。

●そこで、彼は我に返った。
父のところでは、あんなに大勢の雇い人に、有り余るほどパンがあるのに、わたしはここで飢え死にしそうだ。
早くここを出て、父のところに行って謝ろう。
「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません。雇い人の一人にしてください」と。

●彼はそこをたち、父親のもとに行った。
ところが、まだ遠く離れていたのに、父親は息子を見つけて、憐れに思い、走り寄って首を抱き、接吻した。
息子は言った。
「お父さん、わたしは天に対しても、またお父さんに対しても罪を犯しました。もう息子と呼ばれる資格はありません」
しかし、父親はしもべに言った。
「急いでいちばん良い服を持って来て、この子に着せ、手に指輪をはめてやり、足に履物を履かせなさい。それから、肥えた子牛を連れて来て屠りなさい。食べて祝おう。この息子は、死んでいたのに生き返り、いなくなっていたのに見つかったからだ」
そして、祝宴を始めた。

●ところで、兄の方は畑にいたが、家の近くに来ると、音楽や踊りのざわめきが聞こえてきた。
そこで、しもべの一人を呼んで「これはいったい何事か」と尋ねた。
しもべは言った。
「弟さんが帰って来られました。無事な姿で迎えたというので、お父上が肥えた子牛を屠られたのです」
兄は怒って家に入ろうとはせず、父親が出て来てなだめた。

●兄は父親に言った。
「このとおり、わたしは何年もお父さんに仕えています。言いつけに背いたことは一度もありません。それなのに、わたしが友達と宴会をするために、子山羊一匹すらくれなかったではありませんか。ところが、あなたのあの息子が、娼婦どもと一緒にあなたの身上を食いつぶして帰って来ると、肥えた子牛を屠っておやりになる」

●父親は言った。
「子よ、お前はいつもわたしと一緒にいる。わたしのものは全部お前のものだ。だが、お前のあの弟は死んでいたのに生き返った。いなくなっていたのに見つかったのだ。祝宴を開いて楽しみ喜ぶのは当たり前ではないか」

●今日のYouTube動画は放蕩息子のような社長の話をします
実話ですが、個人名や地域は変更しています。

今日のYouTube動画

聖書にでてくる「放蕩息子」の話は有名ですが、実際に放蕩息子のような社長がいました

子どもと教育が大好きなA社長は国語専門塾で成功しました。
規模が大きくなると、次第に苦手な仕事が増えていきました。
講師の先生や親御さんとの接触が苦手だったA社長は現場を幹部に任せて会社から遠ざかっていき、放蕩息子みたく遊び惚けたのです。
10年経って会社に戻ってきたときは・・・