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これから映画はどうなる

これから映画はどうなる

●新型コロナの都内感染者がふたたび増加傾向にある。
気温も湿度も充分高くなり、ウィルスにとっては最もタフな時期だ。
なのにまだ収束しないとは、相当タフな相手なのだろう。

●劇場で映画を20本観る、というのが毎年の目標に入っているが、今年は2月11日に観た『パラサイト』を最後に観ていない。
劇場での放映も再開したが、まだ席を空けて販売するなど様子見のところがある

●そうしたなか、アメリカの大手劇場チェーンをAmazonが買収する噂が流れるなど、映画ビジネスのあり方にまで大きな影響を与えている新型コロナ。
果たして完全に元のような状態に戻ることはあり得るのだろうか。

●いずれにしろ映画から遠ざかっていたせいもあり、飢えていたのだろう。
昨日は早めの夕食を終えたあとは映画を一気に3本観た。
一本目は『サムウェア』で、あるYouTuberが過去10年で最高の映画と絶賛していたので観た。
大いに期待して観はじめたわけだが、途中からスキップしながら観ることになった。
冗長の極み。
私のなかでは過去10年で最低の作品となった。
これを「最高」扱いする人がいることに驚いた。

●映画は面白いものがいい。
「面白い」の定義はたくさんあるが、少なくとも開始10分以内に興味をかきたてるものでなければ続きを観たくない。
『マディソン群の橋』も『パルプフィクション』も開始30分以内で席を立った作品だが、いずれも後になって名作扱いされており、複雑な気持ちだ。
私が席を立ってから面白くなったのだろう。

●二本目の映画は『グッド・ウィル・ハンティング』。
こちらは『サムウェア』の後だっただけに単純に面白かった。
マッドデイモンがロビンウィリアムズとからむ場面は有名。
ロビンが「妻のおならグセ」というアドリブを言う。
まさかのアドリブにマッドが本気で大笑いするシーンである。
若きデイモンが本気で笑いころげる場面だけでも観る価値がある。
本作は、ひとりの若き「天才」が周囲の大人の人生をまきこんでいく物語として傑作だと思う。

●『シャドー・メーカーズ』。
以下、Wikipedia。
・・・
第二次世界大戦末期、アメリカが日本に落とすべく原子爆弾を開発したマンハッタン計画に携わりながら、それに対する疑念を抱き続けた科学者たちの心の葛藤を描く作品。
ポール・ニューマン主演。
日本では劇場未公開の作品。
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この映画はある友人が昔から「絶対観ろ」と言っていたものだが、動画配信サイトにはない作品のため、今回AmazonでDVDを買った。

●昨年観た『チェルノブイリ』は原子力発電所で実際に起きた事故を物語にしたもので、私の映画史のなかでも10指に入る名作だ。
今回の『シャドー・メーカーズ』でも実験中の被爆事故場面など、緊張感がありすぎて思わず見入ってしまう。
だが、23時を回ったせいだろうか、激しい睡魔のため続きは今夜観ることにした。

土曜日のYouTube動画

『武沢の一冊【失敗の科学】』
失敗することではじめて学べることがあります。
「失敗は成功のもと」「失敗は成功の母」などと言いますが、それは、慰めのために言っているのではなく本当にそうだからです。
ただ、決定的に大切なことは失敗した後です。

今日のYouTube動画

『社是ぎらいの社長がつくった社是』

社是ぎらいだった堀場雅夫さんが上場したとき、フィロソフィーを問われたそうです。
それでつくったのが『おもしろおかしく』という社是だったのですが、役員からも幹部からも総スカンを食らったそうです。
しかし、時代が追いつきました。