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郷に従え、YouTubeに従え

今年に入ってスタッフ2名の仕事の9割は動画編集になった。
年までまったくやっていなかった仕事が今は彼らのメイン業務なのである。
考えてみれば私の仕事も半分はYouTubeがらみとなった。
は今まで私たちはいったい何をしていたのか。
ムダなことばかりしていたのか

「月刊・社長最前線!」の発行のようにやめてしまった仕事もある。
今年は休日を返上しているし、面談や会食や打合せなど大幅に減らした時間もある。
そうして捻出した時間をすべてYouTubeに投入しているわけだ。

2月にYouTubeセミナーを開催したとき懇親会でこう言われた。

「武沢先生、まだ一円にもなってないYouTubeに、よく大胆に時間を割けるものですね」
感心しておられるのか、それとも、呆れておられるのか推し量りにくい表情だった。

その通りだと思う。
それこそが私の長所であり、短所でもある。
「面白い」「やってみたい」と思ったらそこにオールインしてしまう。
もちろんオトナなので、やるべき仕事はきちんとやっているが、内心では、全時間をそのことだけに投入したい。
バランス感覚に欠けているとわかっているが、そこまでしたくなる対象を仕事にもてることは幸せだと思う。

昨年末、私をYouTubeの世界にそそのかした友人T氏と昨夜ZOOM飲み会をした。
私のYouTube動画26本を全部チェックし、「いいね」ボタンを押してくれている氏は昨夜、再び私をそそのかした。

「郷に入れば郷に従え、YouTubeに入ればYouTubeに従え」というのだ。
普段の仕事をそのままYouTubeに持ち込むのではなく、YouTubeでウケているものを武沢さん流に解釈して表現するとどうなるかをみたい、と彼は言う。

「え?どういうこと?」と聞く私にいろんなことを語ってくれたのだが、特に印象に残ったのは次の四点である。

1.ふだん通りに話すな
最新の武沢経営動画をみたとき、話のテンポの遅さが気になった。
セミナーの時はそれで良いとしても、YouTubeでは遅い。
話し方が変えられないなら、編集によってYouTubeらしいスピード感を出してほしい。

2.ゲーム実況すべし
「日本一の経営メルマガ作家がゲーム実況するとどうなるか」というのもみたい人はたくさんいるはず。
ゲーム実況するときのソフトは断然「○○」である。(○○はまだ内緒)

3.実話エピソードをマンガで
武沢さんのメルマガにはいろんな会社の経営者のエピソードが登場するが、それをマンガ仕立てにした物語を動画でみたい人は多いはず

4.ロケ取材
出張が多い武沢さんなので、旅先で話題のスポットを訪ね、経営目線で解説するような動画をみてみたい。

「2」以外は抵抗なく受け入れられる。ただ「2」についてはまったくノーマークのことゆえ、どうしたものか決断しかねている。
まずやれることは、推薦されたゲーム(聞いたこともなかった)を実際にプレイしてみることなのだが、そんな気持ちのゆとりがもてるかどうか。
仕事だと思って遊んでみるしかない。