■今週の雑感:居酒屋での会話「少子化対策」
武沢:NRIの「未来年表」には2100年の姿が描かれていて、
ば世界の人口は今後急増するのに、日本の人口は半分になる、と
ある
A:半分っていうと6,000万人になるのですか?
武:たしか5,900万人という予想だったかな
A:そのままのペースで少子化が進んだらユダヤ人ぐらいの少数民
なっちゃいますね
武:ユダヤ人は世界に1,300万人だから、それよりはまだ多い
国家存亡の危機ではある
A:いままでたくさんの民族が滅んできました。裸族(らぞく)の
つ「ヤマナ族」はヨーロッパ人に服を着ることを教えられて滅び
ましたよね。
武:え、そうなの
A:はい、ネットでは有名な話です。ヤマナ族が服を着るようにな
疫病が蔓延し、ついに滅びたそうです
武:服が疫病の原因?
A:ヨーロッパ人は服を着ることを教えながら、洗濯することにつ
は教えなかったのです。ヤマナ族の人たちは汚れた服をずっと着
続けたことで衛生状態が悪化し、疫病が広がったと考えられてい
ます
武:ベトナムでは二人っ子政策で人口抑制をしていたのをやめて、
たたび増勢に転じたという。日本でも中国でも人口抑制政策を長
期間続けると、その政策を解除しても人口が増えなくなってしま
うことをベトナムは学んだのだろうね
A:でも、どうして人口が増えなくなってしまうのでしょう?
武:子育て以外の仕事をもった女性は、複数の子どもを出産養育す
体力や気力、時間がもてない、という現実がある
A:なるほどねぇ
武:一人っ子のことを中国では小皇帝というが、両親や親からの期
を一身にあつめ、莫大な費用をかけてひとりの大人を育てること
に慣れた大人たちは、二人目・三人目を育てる経済力がなくなっ
ているという側面もある
A:若者の収入や資産が乏しいというのは晩婚化、未婚化、少子化
大きな理由のひとつだと思います。それも含めてどうしたら日本
人が滅びずに済むか。ふたたび人口を増やせるかということです
ね
武:そうだね、いまのところ決定打が見つかっていない
A:ブルガリアや旧ソ連では少子化対策として「独身税」を導入し
国がありますね
武:ほぉ、独身者から税金を取るなんて逆転の発想でおもしろいね
でも独身者ってもともと収入が乏しいでしょ?
A:そうなんです。結果はさんざんだったらしく、ブルガリアは2
目に独身税を廃止しました
武:うまくいかなかったわけだ
A:ええ。もともと2.18%だった出生率が1.86%にまで下
ったそうです
武:やはり逆効果か
A:独身税の導入によって独身者は税の支払いが増えた結果、お金
貯められなくなり、結婚から遠ざかったというのです
武:なるほど、そういうことか。着想は面白いが政策が直接的過ぎ
わけだ。相続税や贈与税をゼロにしているベトナムのように、若
者に未来への希望を持たせなくてはならないが、その政策は逆効
果だったわけだ
A:北欧のように社会保障を充実させる。そのかわり税負担は大き
という国づくりをするか、その反対に税負担を軽くして自己責任
の割合を高めるか、国づくりの基本路線が日本はまだ不明確に思
えますね
■今週の雑感 「ベトナムとバンコク」
まず訂正:
先週の記事でホーチミンからバンコクへのフライト時間を「2時間
と書きましたが、正しくは「1時間半」でした。
アジアのハブとしてバンコクが地政学的に優れていることをアピー
しておられる会社からのご指摘でした。お詫びして訂正します。
ところでベトナムの人たちの多くは親日で、「ジャパニーズドリー
という言葉まであります。
日本語を覚えて日本に行って就職できれば3年間の勤務で300万
り、それでベトナムに家が建つというドリームです。
日本の会社に就職するために日本語を一生懸命勉強してくれる、そ
いった国が少なくなってきているだけに貴重な国だと思います。
同時にベトナムは相続税・贈与税がないので、資産家の子どもは丸
その資産を受け継ぎます。豊かな国民が急増しているため、可処分
得も増えています。そういう豊かなベトナム人が日本に旅行に来る
が増えていますが、社会主義の国のためまだ30万人程度と少数で
タイ人の100万人、香港人の223万人、台湾人の456万人、
万人、中国人の735万人などに比べるとベトナム人の比率はわず
のですが、ASEAN諸国の中で訪日客の伸び率一位がベトナムな
まだベトナムを訪れていない方、いちどハノイとホーチミン(でき
ばダナンも)を訪れてみましょう。
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