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続・余話:オフィスのミニマル化めざして

膨大な書物に囲まれた知的空間「書斎」。
自分の書斎をもつことにあこがれた時期がある。
有名作家の書斎写真集を買っては、ためいきをついたこともある。

だが、ノマドワークが当たり前の今となっては、書斎を持つことは野暮なことかもしれない。
データにアクセスすればよいわけで、沢山の本や資料を手元に置いておくことに価値がある時代は終わった。

紙の本や資料、写真、手紙、ハガキ、伝票、CD、DVD はすべて無くすことができる。
子どもが小さいころの写真やパパの似顔絵、手紙なども同様だ。
昨日お便りを頂戴した福岡の M さんから「断固たる決意をもって処分しないと新たな知識も入りませんね。
捨てる前には写真に撮っておくというアイデアは気づきになりました」とメールを頂戴した。

プーケットあたりを航行中というマツダミヒロさんが、昨日のメルマガを読んでマラッカ海峡から FB メッセージを送ってくれた。
・・・
武沢さん、ブックスキャンをご存知ですか?
ぼくはこのサービスが手放せません
ご参考までに以前に受けたインタビューの記事です。
https://www.bookscan.co.jp/interviewarticle/068/all
・・・

スキャンというので、てっきり本の ”自炊” のことだと思った私は、「知ってますよ」と返事した。
Kindle版になっていない本を電子化するときには自炊することもある。
ただ、Kindle版に比べると品質に難ありで、自炊するのは年に数冊しかない。

しかしミヒロさんのメッセージは続く。
・・・
海外にいてもアマゾンから直送してPDF にしてくれます。
僕は2000冊ほどスキャンしてすべてiPadで見られるようにしています。
・・・

「ん、アマゾンから直送?」
どうやら自炊のことではないようだ。
紙の本を電子化してくれるスキャンサービスのことらしい。
さっそく「ブックスキャン」のホームページを見てびっくり。
”自炊”の面倒くささや画質の悪さ、見栄えの悪さなどをすべて取り去って、Kindle版と遜色ないほどの電子化をしてくれるサービスのようだ。
いままでこのサービスを知らずに生きてきたことを後悔するほど便利そうなサービスだ。
典型的なノマドライフを送るマツダミヒロさんにとって、書斎は無用の長物。
ブックスキャンこそ仕事と生活のインフラなのだろう。

福岡の M さんへ追申。

大量の蔵書を処分する前に、自炊または「ブックスキャン」の利用も検討されてはいかがだろう。
お値段も割と手頃のようだ。

★ブックスキャン→ https://www.bookscan.co.jp/