働いたら負け

若い男性が「働いたら負け」という T シャツを着て町を歩いていた。
私はそのキャッチコピーをみて、なんて深淵な言葉だろうと思い、誰の名言なのか調べてみた。
すると、ひとりのニートがテレビ番組で、ふと漏らした言葉だとわかった。深い意味がないとわかり、拍子抜けした。

だが、「働いたら負け」というメッセージは本質をついている。
同じことをするにしても、「働く」「仕事」という意識でそれをするのと、感情や自己の表現手段としてそれをするのとでは雲泥の差があると思うからだ。
『シャーロットのおくりもの』の E ・ B ・ホワイトはこんなことを言っている。
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ぼくは毎朝、世界を変えよう、そしてとびきり楽しい時間を過ごそうと思って起床する。だからその日の予定を決めるのが難しいこともある。
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決まった時間に会社に来て、決まったことをやって、決まった時間に帰っていくような仕事をするな、という意味で「働いたら負け」である。

・働いたら負け　楽しまなきゃ
・勉強したら負け　欲しなきゃ
・練習したら負け　求めなきゃ

どんな気持ちでそれをしているかが勝負だと思う。

働いたら負け。今日は短いが以上。