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Oculus Go の衝撃

「武沢さんのセミナーに参加するたびに欲しいものが増える」と Nさん。
昨夜の名古屋セミナーで、私は新しい VR ゴーグルについて語った。
注文しておいた「Oculus Go」(オキュラス ゴー)が一昨日、オフィスに届いたのだ。
さっそく開封し使い始めているが、この製品によって、VR 本格普及に加速がつく可能性がある。

VR(バーチャルリアリティ)とは仮想現実のこと。
専用ゴーグルを付けてソフトを再生すれば、そこにあるのはまさに現実と見まごうばかりのリアルな世界。
宇宙空間、火山、深海、未来都市、現実の外国都市、遊園地、お化け屋敷、どんな所にも一瞬で行けてしまう。
「ブラウザ」も内蔵されているので、YouTube や Prime Video、Netflix などの動画も楽しめる。

今のところゲームや動画ソフトを楽しむ装置だが、いずれは、子どもや大人の教育用、コミュニケーション用のソフトも充実すると見られている。
遠隔地にある作業現場の様子を本社の専門部隊が VR ゴーグルをつかって状況把握し、その場で作業指示を出すといったことも簡単にできるだろう。
近い将来、仕事や生活の必需品として一人一台VR を使う時代が来るかもしれない。

「Oculus Go」のオキュラス社は Facebook 傘下。
Facebook のアカウント、またはオキュラスのアカウントがあれば、友だちと一緒にゲームしたり、友だちと仮想の部屋でミーティングしたり、酒を酌み交わすことだってできる。

こちらのユーザーは、その時の体験を画像付きでブログにあげている。
→ https://japanese.engadget.com/2018/05/18/oculus-go/

家電量販店に行けば、たくさんの VR ゴーグルが売られているが、スマホか PC かゲーム機が必要なものばかり。
しかもスマホ VR の場合、映像の処理スピードがスマホ性能に依存する。
そのため、必ずしも快適に動くとは限らず、ひどい時には VR 酔いすることもある。

「Oculus Go」 は単体で使える。
パソコンもスマホも要らない。
しかも処理能力は高く、VR ジェットコースターに乗りまくっても酔いはしない。(個人差はあるが)
本体にメモリを内蔵しており、Wi-Fi でソフトをダウンロードして使う。
軽くてケーブルもないので、積極的にゴーグルを被ろうという気になる。

「Oculus Go」が起こしたイノベーションは技術力だけではない。
価格についてもいえる。
32GB \23,800、64GB \29,800という値段は衝撃のプライスと言えよう。
一作年の初夏、友人が台湾製の VR 装置一式を購入したというので、渋谷まで体験しに行った。
そのとき受けた衝撃は今も忘れられないが、パソコンを含む装置一式に100万円超を投資したという。
それとほとんど変わらないものが2万円台で手に入れられる。
2年でコスト50分の1の破壊力はすごい。

近々、その友人と Oculus Room で会議をするので、続報をお届けすることがあるかもしれない。

★Oculus Go→ https://www.oculus.com/go/

※他のサイトでも買えますが定価より高く売られている場合がありますので、ご注意ください。