昼食に向かうエレベーターのなかで、
「素晴らしかったです。
先週の「次進塾」のゲスト講師は秋山ジョーさんだった。「次のステージに行くための経営者のマインドセット」
「次進塾」
公式サイトからも想像がつくとおり、ダンディな方である。
→ http://joe-akiyama.com/
さてお話しの内容は期待に違わぬものだった。以下、
1.意識と無意識
「思考」が「行動」につながり、行動が「結果」につながる。
結果を変えたければ、行動を変える必要があるし、その手前にある思考を変える必要もある。
そのために私たちは本やセミナーで学び、行動し、自らの経験を通しても学習することができる。
これらはすべて意識の世界である。もうひとつ、「思考」のさらに奥底に無意識の世界がある。いわゆる「感覚」や「マインド」などである。
経営者は、意識(思考や行動)を変えることだけでなく、無意識(感覚やマインド)を変えないと次のステージに行くことができない。経営者の器量はマインドで決まっているからだ。
厳密にいうと、マインドは変えることはできないし変える必要もない。次のステージに進むために必要な新しいマインドを取り入れる作業を行うわけだ。今のマインドに固執する人は次へ進めない。
2.「重要」と「大切」という概念
「重要」とは、それがないと自分が存続できないもの。経営者にとって「重要」なものはなにか。
人によって答えは違うが、一般的には「会社の存続、理念、ビジョン、資金、利益」などが重要なものだろう。では「社員」は重要か?「お客」は重要か?「家族」は重要か?
多くの経営者は「社員も重要」「お客も重要」「家族も重要」と答える。すると重要なものばかりが増えていって、時に混乱や矛盾を引き起こすことになる。
「社員」や「家族」は重要と位置づけるのでなく「大切」と位置づける。最終的な選択権が双方にあるからだ。
「大切」とは一緒に喜びを分かち合いたい人、できれば一緒にいたい相手をいう。
社員は大切にするもの、お客様も大切にするもの。もちろん家族も大切にするもの。お金もきっと「大切」なものだろう。
今後、奥様やご主人が「私と仕事とどっちが大切?」と聞いてきたら即答でこう答えよう。「もちろん君だ」と。
「大切」なものは社員や家族。「重要」なものは会社を守り、育てること。混同しないようにしよう。
(このくだり、クドいようだが文責・武沢)
メッセージが気に入ったのでジョーさんの本をダウンロードした。
気になる方は Kindleで検索してみよう。