最近、ある組合で講演をした。
「残業が多そうだし、休みも少ない。年間の勤務時間も長そうだ・
求職者にそう思わせたら応募が来ません。ですから、
すると質疑応答時間に飲食店経営者が挙手し、
「一般論は理解できますが、
生半可でないことを認めつつ、私は逆に質問してみた。
「御社にとって働き方改革とは、
すると、「残業の削減や休日の増加のことだと思います。
そこで私はまず、政府が定めている「
1.同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善
2.賃金引き上げと労働生産性の向上
3.時間外労働の上限規制の在り方など長時間労働の是正
4.雇用吸収力の高い産業への転職・再就職支援、人材育成、
固定化させない教育の問題
5.テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方
6.働き方に中立的な社会保障制度・税制など女性・
すい環境整備
7.高齢者の就業促進
8.病気の治療、そして子育て・介護と仕事の両立
9.外国人材の受入れの問題
この中から、我社にとって重要な課題を定め、
「そういう具体的な課題が発表されているとは知らなかった」
その日の講演会はそれで終わったが、政府案を土台に「
「働き方」
これら15項目がすべて必要とは限らない。
<中小企業の働き方改革15課題 武沢案>
1.明確な経営理念やビジョンにむかって社内のベクトルを揃える
2.労働生産性の向上対策(使用時間調査と全社GTDの取組み)
3.就業規則と各種規定の再整備
4.賃金是正の計画(目指す給与水準を定義づけする)
5.職場環境の整備、美化
6.社員と非正規雇用者との待遇格差是正
7.残業上限規制など、長時間労働の是正
8.教育制度の拡充と配置転換などで多能工人材の育成
9.役職定年制など、組織の硬直化を防ぐ対策
10.定年の延長および再雇用に関する規約の整備
11.テレワーク(在宅勤務)、副業・兼業の推奨・容認
12.モバイルワーク(外出先での勤務)とクラウド環境整備、
投資
13.出産・子育て、病気治療、
新しい就業規則や規定の整備
14.高齢者、外国人の雇用と活用に関する取り決め
15.社内外におけるハラスメント対策
大切なものは何か、
今がどういう働き方なのかは問われない。今後、