ある経営者が訪ねてきた。
「業績が伸びなくて困っている。
詳しく聞いてみると、
最近は前年割れが続いているという。
私はまず経営計画書を作ることをご提案した。
するとこの社長、最初は熱心にメモをされていたが、
武沢:どうしました?
社長:そんな面倒くさいことをせねばなりませんかね?
武沢:はい、せねばなりません。私はそう思っていますが、
社長:もっと即効性のありそうな助言が欲しいのです
この社長は「何が売れる」「こうすればもっと売れる」
10年前に今のやり方に変えたときも人の助言があったという。
うまくいかなくなったので、また周囲に助言を求める。
「社長、ひょっとして経営がやりたいのではなく、
すると社長は笑いながらそれを認めつつ、
・・・・・
商売…
経営…商売+人材+
・・・・・
「商売」は個人的活動であるのに対し、「経営」
また、「商売」は個人と組織が利益をあげることを目指す。
一方の「経営」も個人や組織が利益を得るのは一緒だが、
「なるほどねぇ、そう言われれば私は根っからの商売人ですわ。
ただ少しだけ経営に興味があるのも事実です」と社長。
ジム・コリンズ(「ビジョナリーカンパニー」)
「なぜ偉大さを追求しなければならないのか、
次のような考えの人は特に経営者に向いていない。
できれば働く時間は少なく、休みは増やしたい。
「いかなる苦労を買うことになろうが、私はそれを実現したい」
商売人から経営者に変わろう。